アイティービジョン
アイティービジョンとは、地上波テレビ放送と電話回線を利用して、テレビ放送に双方向性を持たせることを可能にした、テレビ放送の形式のことである。1996年から2003年にかけて運用されていた。
アイティービジョンでは、テレビ受像機の画面を分割して表示し、片方では通常のテレビ視聴が、もう片方ではデータ通信によるテキスト形式の情報が表示される。これによって、例えばテレビ番組のクイズに視聴者が解答を行い、番組に参加するような、インタラクティブなサービスを提供することができた。
アイティービジョンは、専用のチューナーを用意する必要があり、対応する放送局の数も足踏みしているといった状況や、双方向性を備えたメディアであるインターネットが普及してきたといった状況を背景として、その役目を終えた。
ITビジョン
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ITビジョン(アイティービジョン, IT Vision)は、1996年から2003年[1]にかけて日本国内で実施されたアナログテレビ向けデータ放送の規格および愛称である。この名はInter Text(インターテキスト)の頭文字から取られた。東芝を中心とした団体により規格化され、テレビ東京系列の一部とWOWOWで放送が行われた。
- ^ “先端企業が挑み続けるイノベーションの姿”. 日本経済新聞 電子版特集. p. 3. 2014年3月10日閲覧。
- ^ “インタラクティブ・テレビの普及を目指す「インターテキスト研究会」の設立について”. 東芝ほか (1995年11月28日). 2014年3月10日閲覧。
- ^ “ITビジョンを用いた地域情報化支援システム用の端末機の開発について”. 東芝 (1998年7月16日). 2014年3月10日閲覧。
- ^ “国内初の双方向放送サービス(アイティービジョン放送)に対応したワイドテレビなどの発売について”. 東芝 (1996年9月12日). 2014年3月10日閲覧。
- ^ “東芝モジネットチューナー TT-MT4(生産終了製品)”. 東芝. 2014年3月10日閲覧。
- ^ “アイティービジョン放送に対応したワイドテレビなどの新製品発売について”. 東芝 (1997年5月6日). 2014年3月10日閲覧。
- ^ “アイティービジョン/モジネットチューナーの新製品発売について”. 東芝 (1997年5月20日). 2014年3月10日閲覧。
- 1 ITビジョンとは
- 2 ITビジョンの概要
- 3 連動番組の例
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