IBM 1301とは? わかりやすく解説

IBM 1301

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 14:00 UTC 版)

IBMのディスク記憶装置」の記事における「IBM 1301」の解説

IBM 1301ディスク記憶装置(IBM 1301 Disk Storage Unit)は1961年6月2日発表されIBM 7000シリーズ・メインフレーム・コンピュータおよびIBM 1410用に設計された。単一モジュール容量は2800文字168百万bit)であり、IBM 1410コンピュータ使用した場合モジュール容量は2,500文字であったまた、IBM 7631ファイル・コントロールをコンピュータ接続することで最大2億8000文字記憶することが可能である。モジュールには20ディスク記録面が40面あり、1つ記録面当たり250トラックがあった。IBM 1301モデル11つモジュール持ちモデル2垂直に積み重ねられ2つモジュール持っていた。ディスクは1800rpmで回転しデータは9ワード/秒で転送された。 IBM 350及びIBM 1405主な進歩大きなのようなアーム用いることですべての記録面にデータ読み書きするヘッド外側内側移動させるアーム備わったことである。これにより、ヘッドアームによってディスクから引っぱり出されディスクもしくはアームを動かすことで別のディスクまで移動させる時間削減された。さらに、ヘッド待機する位置ディスク外側の端ではなくディスク中間地点にすることで目的トラックへのアクセスはさらに速くなりアクセスタイム最大180ms短縮された。 IBM 1301の更なる特徴ディスク表面上の空気の薄い層の上沿って空気力学的に浮上して飛ぶことを目指しヘッドであった記録面からわずかの位置にまでヘッド接近させることが可能となりパフォーマンス改善した。 IBM 1301モデル1リース月額2,100ドル購入115,500ドルであったモデル2価格リース月額3,500ドル購入185,000ドルであったまた、IBM 7631コントローラー追加費用リース月額1,185ドル購入56,000ドルであった全てのモデル1970年販売終了となった

※この「IBM 1301」の解説は、「IBMのディスク記憶装置」の解説の一部です。
「IBM 1301」を含む「IBMのディスク記憶装置」の記事については、「IBMのディスク記憶装置」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「IBM 1301」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「IBM 1301」の関連用語

IBM 1301のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



IBM 1301のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのIBMのディスク記憶装置 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS