グーグル‐ブックけんさく【グーグルブック検索】
読み方:ぐーぐるぶっくけんさく
Google ブック検索
【英】Google Book Search
Google ブック検索とは、Googleが提供している、書籍をデジタルデータ化して全文検索の対象とする情報サービスの名称である。計画の発表当初は「Google Print」という名称だった。
Google ブック検索では、Googleが印刷物からスキャンしたデータを基に、書籍の内容を検索することができる。タイトルや本文に検索キーワードがヒットした書籍について、著作権が執行していたり、出版社によって許可された書籍であれば、内容を全て参照することができる。公共利用できる書籍であれば、PDF形式のファイルとしてダウンロードできる。
Google ブック検索では、書籍に関する情報と同時に、書籍を販売しているサイトの情報も表示される。これによって気になった本の入手方法も探しやすくなっている。
Googleは、2005年前後に「Google Print」の名称で同コンセプトを発表し、書籍のデジタルデータ化を進めた。その際、米国出版社協会、作家協会、出版社などがGoogleに対して集団訴訟を起こした。この訴訟は、2008年になって和解を迎えるに至っている。
現在Googleは、出版社や図書館と提携し、書籍情報の管理と対象書籍の範囲拡大を進めている。特に図書館とは、世界の主要な図書館の蔵書をGoogle ブック検索に登録し、絶版の書籍や希少な研究書などを広く提供しようとする「図書館プロジェクト」を進めている。2008年11月現在、ハーバード大学やスタンフォード大学、慶應義塾大学などの附属図書館が提携関係を結び、プロジェクトへ参画している。
参照リンク
Google ブック検索
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Google ブック検索
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/07/27 00:57 UTC 版)
Google ブック検索(英名:Google Book Search)は、世界最大のインターネット企業Googleが、ポータルサイトGoogle内で提供している書籍の全文検索サービス。書籍内の全文を対象に検索を行なうことができ、検索結果として表示された書籍の内容の一部(著作権切れの書籍であれば全ページ)が無料で表示される。検索・表示されるデータはGoogle社が紙製の書籍からスキャンしたもの。
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- ^ ニュース:"米アマゾンに宣戦布告か--米グーグル、書籍検索「Google Print」をテスト" CNET Japan, 2003年12月18日付, 最終閲覧日 2008年4月17日
- ^ ちなみにGoogle print 時代に使われていたアドレスは http://print.google.com (このアドレスは現在Google ブック検索にリダイレクトされている)。
- ^ ニュース:" 米Google、書籍の中身まで全文検索する「Google Print」開始" INTERNET Watch, 2004年10月7日付, 最終閲覧日 2008年4月17日
- ^ ブログ:"Judging Book Search by its cover" Google公式ブログ 2005年11月17日付 最終閲覧日 2008年4月17日
- ^ 「本の全文検索 波紋――米グーグル ネット公開へ準備」『朝日新聞』2009年2月23日付朝刊、第13版、第2面
- ^ “Google、画期的書籍スキャン技術で特許を取得していた”. 2009年5月4日閲覧。
- ^ ニュース:"Google、ブック検索で慶應義塾大学図書館と連携--図書館はアジアで初の参加" CNET Japan, 2007年7月6日付, 最終閲覧日 2007年12月6日
- ^ プレスリリース:"Googleとの連携について" 慶應義塾大学 2007年7月6日付 最終閲覧日 2007年12月6日
- ^ Harvard-Google Project - ハーバード大学がGoogleとの協力関係についてまとめたウェブページ。最終閲覧日 2007年12月6日
- ^ プレスリリース:"About the Cooperation with Google," スタンフォード大学 2004年12月14日付 最終閲覧日 2007年12月6日
- ^ Stanford Google Library Project - スタンフォード大学がGoogleとの協力関係についてまとめたウェブページ。最終閲覧日 2007年12月6日
- ^ 月村辰雄「デジタル時代の読書のゆくえ」『季刊 本とコンピュータ』2-14、2004年、p58、参照
- 1 Google ブック検索とは
- 2 Google ブック検索の概要
- 3 問題点
- 4 デメリット
- 5 関連項目
Google ブックス
(Google ブック検索 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/09 06:36 UTC 版)
Google ブックス(英語: Google Books)とは、世界最大のインターネット企業Googleが、ポータルサイトGoogle内で提供している、書籍の全文検索サービスである。
注釈
- ^ Big Ten Academic Alliance はアメリカの学術コンソーシアムのひとつ。オハイオ州、インディアナ州などアメリカ中西部の、イリノイ大学など Big 10 と呼ばれる大規模大学が参加。前身は学術コンソーシアム CIC (Committee of institutional cooperation) [31]。
CIC当時の加盟大学は他にアイオワ大学、インディアナ大学、ウィスコンシン大学マディソン校、オハイオ州立大学、シカゴ大学、ノースウェスタン大学、パーデュー大学、ペンシルベニア州立大学、ミシガン大学、ミシガン州立大学、ミネソタ大学[32]。
出典
- ^ In Google Book Settlement, Business Trumps Ideals
- ^ Google: 129 Million Different Books Have Been Published
- ^ ニュース:"米アマゾンに宣戦布告か--米グーグル、書籍検索「Google Print」をテスト" CNET Japan, 2003年12月18日付, 最終閲覧日 2008年4月17日
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- ^ Google、電子書籍サービス「Google Playブックス」を日本向けに提供開始
- ^ “FAQs”. Google Book Settlement. 2012年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年1月12日閲覧。
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- ^ “Authors, Publishers, and Google Reach Landmark Settlement - Copyright Accord Would Make Millions More Books Available Online” [AG、AAPおよびGoogleが歴史的な合意 - 著作権の和解により今後数百万冊以上の書籍がオンラインで閲覧可能になりうる] (英語). Google Press Center (2008年10月28日). 2008年11月22日閲覧。
- ^ 版権リジストリの天引きがあるので実際の取り分は50%程度。さらに、支払先は著者ではなくて、グーグルが一方的に出版社を権利者とみなして出版社に払う仕組み。明石昇二郎 『グーグルに異議あり!』 集英社 2010年4月 pp.96-99.
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- ^ 梅澤貴典(中央大学図書館)「2004年度海外派遣研修報告書」、私立大学図書館協会、2005年2月21日、2017年12月27日閲覧。
- ^ 「情報界のトピックス」『情報管理』第51巻第9号、2008年12月、713頁、doi:10.1241/johokanri.51.712、2017年12月27日閲覧。
- 1 Google ブックスとは
- 2 Google ブックスの概要
- 3 提携図書館
- 4 脚注
「Google ブック検索」の例文・使い方・用例・文例
- Google ブック検索のページへのリンク