EDVACとは? わかりやすく解説

EDVAC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/25 09:29 UTC 版)

EDVAC(エドバック、: Electronic Discrete Variable Automatic Computerの略称)は、最初期の電子計算機コンピュータ)の一つであった。その前身のENIACとは異なり、十進数ではなく二進数を使用しており、プログラム内蔵方式コンピュータとして設計された。


  1. ^ a b c d Wilkes, M. V. (1956). Automatic Digital Computers. New York: John Wiley & Sons. pp. 305 pages. QA76.W5 1956 
  2. ^ a b "First Draft of a Report on the EDVAC" (PDF) by John von Neumann, Contract No.W-670-ORD-4926, 米陸軍兵站部とペンシルベニア大学との間の契約。ペンシルベニア大学電気工学科ムーア校、1945年6月30日。次の書籍にもある。Stern, Nancy (1981). From ENIAC to UNIVAC: An Appraisal of the Eckert–Mauchly Computers. Digital Press 


「EDVAC」の続きの解説一覧

EDVAC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/10 02:11 UTC 版)

ジョン・モークリー」の記事における「EDVAC」の解説

ENIAC建造開始するため、設計1944年凍結された。エッカートとモークリーはすでにこのマシン限界認識しており、EDVACと呼ばれる2台目コンピュータ計画開始した1945年1月までに、彼らはこのプログラム内蔵方式コンピュータ作る契約獲得したエッカートは、プログラムデータ両方格納するための水銀遅延線メモリ提案した。その年の後半数学者ジョン・フォン・ノイマンがこのプロジェクトについて学び工学的議論参加したフォン・ノイマンは、EDVACに関する内部文書作成した。 「ノイマン型アーキテクチャ」という用語は、フォン・ノイマン作成した1945年6月30日付け文書EDVACに関する報告書の第一草稿」から生まれた。この文書受け取ったゴールドスタインは、エッカートとモークリーへの言及削除しフォン・ノイマンの名前だけが書かれた状態でこの文書関係者配布した(この行動は、後に物議を醸すことになる)。この文書により、そのアイデアが、当時はまだ非常に少なかった世界コンピュータ設計者の間で広く知られるようになったゴールドスタイン第一草稿からエッカートとモークリーへの言及削除したことで、彼らは不利益被ったENIAC特許アメリカ合衆国特許第3,120,606号1947年6月26日出願され1964年2月4日付与されたが、その後の裁判英語版)により1973年無効とされた。その原因1つとして、第一草稿でEDVACの設計詳細ENIACに関する事項を含む)が一般公開されていたことが挙げられている。

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EDVAC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 01:05 UTC 版)

ハーマン・ゴールドスタイン」の記事における「EDVAC」の解説

ENIAC戦争遂行貢献しなかったことに失望したにもかかわらず電子コンピュータ開発対す陸軍関心依然として強かったENIAC完成前に、陸軍ムーアスクールはEDVACと呼ばれる後継機建設する契約行ったゴールドスタイン、モークリー、プレスパー・エッカートアーサー・バークスは、ENIAC欠陥修正することを期待して新しマシン開発研究し始めた

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