CUH-7000系 (Pro)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 13:52 UTC 版)
「PlayStation 4」の記事における「CUH-7000系 (Pro)」の解説
発売当初の希望小売価格は44,980円、2018年10月より39,980円。PSプラットフォームとしては初めてのハイエンドモデル(新たな世代のコンソールではなく、専用ゲームはない)。モデルチェンジサイクルの新しい提案とされる。 基本的な仕様はCUH-2000系に準ずるが、CUH-7000ではハードスペックがフルHDから4K仕様に強化されている。これにより、1080p出力時のBD再生画質はソニー製を含めて市場に出回っている高級BDプレーヤーをも上回るほどに画質が向上。「PS4Pro Enhanced」と表記されたゲームソフトをプレイする場合は一部の映像表現が通常版PS4よりも強化される。CUH-2000系で廃止となったライン状の電源ランプは、横置き時の本体前面の下側スリットが光る形での搭載となっている。 一方、画面出力画質は480iと480pに非対応となり、新たに2160pが追加。最低の画面出力画質が720pとなり、SD規格のテレビとのHDMI接続が不可能となった。 ゲームの疑似4K描画またはアップスケール基本的にフル4K描画は行わない。PS4 Pro対応アプリケーションでは、2560×1440ピクセルや2840×1600ピクセルなどといったフルHDを超える適当な解像度でレンダリングしこれを4K解像度にアップスケールして出力。既存のPS4対応アプリケーションでは、単純に4K解像度にアップスケールして出力。 4K Blu-ray/UHD Blu-rayには非対応従来モデル同様にDVDビデオとBlu-ray Discの再生には対応。DVDビデオなどのSD映像の再生については、最低出力画質が720pのためアップコンバートされてからの映像出力となる。 HDMI 2.0bに対応(HDR10と完全互換。ただし、Dolby Visionは非対応)、USBが1基追加、光デジタル端子実装、Serial ATA 3対応。標準搭載のHDDは通常版PS4と同じSATA 2規格のHDDであり、SATA3の性能を発揮するのはSSD等の高速なストレージに交換した場合に限られる。 4K対応ストリーミングビデオ対応 CPU 1.6GHzから2.1GHzへ拡張 GPU 1.84TFLOPSから4.20TFLOPSへ拡張、CU(コンピュートユニット)18基から36基へ拡張 メインメモリ GDDR5 帯域が176GB/secから218GB/secへ拡張 サブメモリ DDR3 256MBから1GBへ拡張 リモートプレイの1080p対応(Pro系ではない既存機種では720pまでの対応だった) 2017年3月9日配信のシステムソフトウェアVer.4.50で、PS4Pro対応アップデートをしていない従来のPS4用ソフトでもフレームレートの向上やロード時間の短縮といった恩恵が得られる「ブーストモード」が追加された。2018年3月8日配信のシステムソフトウェアVer.5.50では、4K解像度対応のソフトの一部がフルHD等の4K未満の解像度のテレビに出力する際に画質が向上する「スーパーサンプリングモード」が追加された。
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