AIO(エーアイオー)
・Activities(活動)、Interest(興味)、Opinions(意見)の頭文字の略。
・AIOは、消費者の価値観やライフスタイルを分析する方法の1つであり、主にマーケティング領域で用いられる。
・消費者がどのような活動(Activities)を行い、どのような興味(Interest)を持ち、どのような意見(Opinions)をもっているかを、3つの軸と以下のようなカテゴリー(※)に分類する。
・分類されたカテゴリーに対して、被験者に口頭などで質問を行うことでデータを収集し、その結果から消費者の価値感やライフスタイルを分析する。
・元々、どのような価値感やライフスタイルの形態が存在し、消費者が何に依存して行動を行うか分析する手法が見出せていなかった中で、それを研究し発表したのがWells, William D., and Douglas J.Tigert(1971)のAIO分析である。
・しかし、この分析は、統一された概念として整備されておらず、また相関関係で分析するのか、定量的に分析するのか等分析手順が確立されていない。
・そのため調査者によって導きだされる分析結果に差がでてしまい、一般性に欠ける欠点をもっている。
・したがって、AIO分析に代わり他の分析方法(LOV、VALS)などを使用するケースもある。
活動:仕事・趣味・買物・スポーツ・レジャーなど
興味:家族・食事・住宅・車・ファッションなど
意見:人生・政治・ビジネス・教育・文化など
AIO
AIOとは、一般的にはオールインワン(all in one)の略である。マーケティングの分野においては、「Activities」「Interests」「Opinions」の3要素から消費者活動の分析を試みる手法の呼び名として用いられる。
「オールインワン」の略称としてのAIOは、しばしば「I」を小文字にして「AiO」と表記される。いわゆるオールインワン型ノートパソコンや、あるいは一体型デスクトップのような、筐体にひととおりの装置が組み込まれているシステムを指すことが多い。顧客が必要とする一通りの機能をまとめて提供するサービスもオールインワンと銘打たれる場合がままある。
マーケティング分析の手法としてのAIOは、Activities(行動)、Interests(関心)、Opinions(意見)という3要素から顧客をセグメント化(セグメンテーション)する考え方である。Activities(行動)には趣味・仕事・余暇の過ごし方や近所付き合いといった消費者が実際に取り組む事象が該当する。Interests(関心)には、家のこと、仕事のこと、人間関係のこと、あるいは食事やファッションといった興味の向く対象が該当する。Opinions(意見)には社会経済、環境問題、教育あるいは自分自身の事柄というような事柄に対する見解が該当する。AIO分析は、いわゆるライフスタイルの傾向を区分する手がかりなどとして参照される。
参照リンク
AIO- Activities, Interests and Opinions - MBASkool
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/13 14:04 UTC 版)
AIO
大塚愛
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