AHCIとの違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 16:30 UTC 版)
「NVM Express」の記事における「AHCIとの違い」の解説
Advanced Host Controller Interface (AHCI) は幅広いソフトウェアとの互換性が利点であるが、PCI Expressに接続したSSDの性能を発揮しきれないという欠点もある。AHCIは当時一般的であったハードディスクとCPUやメモリの接続を念頭に設計されたためである。SSDはハードディスクと比べると半導体メモリ寄りの特性を持つ。 NVMeはPCIe SSDの低遅延、並列性と現代的なCPU、プラットフォーム、アプリケーションの並列処理との組み合わせを最大限に生かすために一から設計しなおされた。結果として下表の通り様々なパフォーマンスが改善された。 AHCI と NVMeの仕様の違い AHCINVMe最大キュー深度コマンドキュー: 1個32 コマンド/キュー コマンドキュー: 65536個65536 コマンド / キュー Uncacheable register accesses (2000 サイクル毎)6 / キュー済コマンド9 / 未キューコマンド 2 / コマンド MSI-Xと割り込みステアリング単一の割り込みステアリング 無し 2048 MSI-X 割り込み 並列処理、マルチスレッド同期ロックが必要 ロック不要 4 KB コマンドの効率コマンド・パラメータ はホスト側のDRAMから直列で2フェッチが必要 コマンド・パラメータ は単一のフェッチ(64 Byte)で済む
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