エービーオーしき‐けつえきがた【ABO式血液型】
ABO式血液型
英訳・(英)同義/類義語:ABO blood group, ABO blood group system
ヒトの赤血球が示す抗原型の一種で、細胞外の糖鎖の構造によって規定される。抗血清に対する反応により、表現型としてはA型、B型、O型、AB型に分けられる。
現象や動作行為に関連する概念: | 50%細胞増殖阻止濃度 50%致死量 8の字ダンス ABO式血液型 CAM光合成 DNAカテナン DNAワールド |
ABO式血液型
ABO式血液型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 04:56 UTC 版)
詳細は「ABO式血液型」を参照 本項ではボンベイ型に関わるため便宜上Hh式血液型にも触れる。 赤血球による血液型の分類法の一種。1900年から1910年ごろにかけて発見された分類法で、最初の血液型分類である。 A型は赤血球表面にA抗原を発現する遺伝子(=A型転移酵素をコードする遺伝子)を持っており、血漿中にB抗原に対する抗体が形成される。 B型は赤血球表面にB抗原を発現する遺伝子(=B型転移酵素をコードする遺伝子)を持っており、血漿中にA抗原に対する抗体が形成される。 O型はどちらの遺伝子も持っておらず、赤血球表面にA/B抗原はない。血漿中にA抗原、B抗原それぞれに対する抗体が形成される。 AB型は赤血球表面に両方の抗原(A抗原およびB抗原)を発現する遺伝子を持っており、血漿中の抗体形成はない。 Hh式血液型は1932年に発見され、ABO式血液型の元になるH物質(=フコース)が抗原。これがない場合(h型)はボンベイ型になり、A型やB型の遺伝子を持っていてもA抗原やB抗原が赤血球に結合できなくなる。
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