70年代以降のノイズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 08:55 UTC 版)
「ノイズミュージック」の記事における「70年代以降のノイズ」の解説
ルー・リードのメタル・マシーン・ミュージックは、ノイズ音楽にとって画期的な分岐的となった。ただし、1970年代も後半になると雑音主義にも陰りが見え始め、雑音を追求する人々はもっぱらポピュラー音楽の畑に移ったと考えられている。その境目は1979年頃である。パンク・ロックの大爆発以後にデビュ-したキャバレー・ヴォルテールスロッビング・グリッスルなどのイギリスのバンド達が先導したインダストリアルが提示した退廃的なテーマやアートワーク、サウンドスタイルは、その後のノイズ・ミュージックに影響を与えた。1978年にグレアム・レベルとニールヒルがオーストラリアの精神病院で結成したSPKの初期の攻撃性や1980年にMBとして活動開始したイタリアのマウリツィオ・ビアンキの初期作品の腐食したサウンドなどはより直接的にノイズ・ミュージックの雛形を示唆した。
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