3.5インチロケット弾 各種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 23:33 UTC 版)
「バズーカ」の記事における「3.5インチロケット弾 各種」の解説
M28 HEAT 全長:23.55 インチ(598.2 mm) 重量:9.0 ポンド(4.08 kg) 弾頭重量:4.54 ポンド(2.08 kg)炸薬量:1.88 ポンド(0.85 kg) コンポジションB 爆薬 信管:M404 着発式瞬発信管 M28A1 M28の尾部安定翼の形状を変更した改良型。 M28A2 M20A1/M20B1A1の開発に伴って着火方式を変更した型。 M29 訓練弾 全長:23.55 インチ(598.2 mm) 重量:8.96 ポンド(2.06 kg) 弾頭重量:4.65 ポンド(2.11 kg)炸薬量:無炸薬 信管:M405 訓練信管 M29A1 M29の尾部安定翼の形状をM28A1と同じものに変更した改良型。 M29A2 M20A1/M20B1A1の開発に伴って着火方式を変更した型。 ※M29は推進剤を撤去して発火機能のない取り扱い訓練弾(ダミー弾)としても使用された。 T127E2 全長:23.55 インチ(598.2 mm) 重量:8.96 ポンド(4.06 kg) 弾頭重量:4.47 ポンド(2.23 kg)炸薬量:2.33 ポンド(1.06 kg) 白鱗発煙剤 信管:M404 着発式瞬発信管 M30(T127E3) M20A1/M20B1A1の開発に伴って着火方式を変更した型。 M35 信管を圧電素子型のM308に変更し、弾頭の形状と装薬(固体ロケット燃料)を改良した改良型。 新型信管により作動の確実性が向上した他、弾頭の装甲貫通力も約25%向上している。固体燃料の燃焼効率が向上し、低温下における性能低下と不発の可能性を大幅に減少し、飛翔速度も約30%向上している。 なお、これらの3.5インチロケット弾は、発射筒の着火方式が変更される前と後では互換性がなく、弾体からのコードを発射筒本体の電極端子に接続して用いるM20/M20B1用のロケット弾を、弾体の電極に発射筒の電極を直接触させる方式に変更されたM20A1/M20B1A1に用いることはできない。また、M35には着火用のコードが存在していないため、M20/M20B1に用いることはできない。 この他、T265の名称で、外寸3.5インチの内筒を介して用いる、弾体直径1.06インチ(27mm)の小型ロケット弾も開発された。これは4枚の安定翼を持つ小型のロケット弾で、実弾射撃訓練専門に用いられ、実弾射撃訓練のコストを削減すると共に、訓練用の弾薬消費が前線への弾薬供給に影響を与えることを懸念してのものであったが、実戦で使用する3.5インチロケット弾と同様の手順で弾体を装填することができないために訓練用として不適格と評価され、少数が使用されたのみに終わっている。
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