ハイフネーション【hyphenation】
読み方:はいふねーしょん
ハイフネーション
ハイフネーションとは、主にヨーロッパ系言語をワープロで記述する際に用いられる表記法で、単語が行末で尻切れの状態になって改行を含んでしまう状態になった場合に、改行で分割された単語にハイフン(-)を挿入することによって、それがひと続きの単語であると表示することである。
英文などでは、単語の途中が行末の位置に来てしまった場合、基本的には単語ごと次の行に送ることになっている。この時、その単語を取られた行は短くなるので、単語間に適当に空白を割り振っていく「行端揃え」を実行するが、空白が多過ぎると文書が間延びして見えるため、この時ハイフネーションが実行される。
日本語では、句読点(「。」と「、」)などを行頭に配置しないための禁則処理は行われるが、基本的にどこで文章を切っても意味が通じるため、ハイフネーションは行われない。
ハイフネーション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/16 19:53 UTC 版)
詳細は「en:Syllabification」を参照 英語など、アルファベットを分かち書きする言語では、ほとんどの場合、改行は語間(単語と単語の間)で行われる。ぎりぎりで行に入りきらなかった単語は次行に「ワードラップ」され、その分は語間のスペース幅を調整して行の長さを同じにする。 しかし、次行に送られる単語が長かった場合、その行だけ不自然に語間が広くなる。それを避けるため、単語を適切な音節境界でハイフネーションする。つまり、一部分だけ次行に送り、残った部分の最後にはハイフンを挿入し、語が次行に続くことを明示する。 単語の中でハイフネーションが許される音節境界の場所は、法則性はあるが、言語や意味に依存する。そのため、満足なハイフネーションを自動で行うには、大きな辞書や複雑な処理が必要になる。 ハイフネーションの位置を手動で任意に明示するために、ソフトハイフンが使われる。ハイフネーションが必要ない場合は、ソフトハイフンは表示結果に影響しない。
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