ネットワークコンピュータ
ネットワークコンピュータとは、Windows 95やWindows 98、Windows NT4.0などが備える機能のひとつで、ネットワーク上の共有リソースにアクセスするための機能のことである。あるいは、その機能を利用するための専用アイコンのことである。ネットワークコンピュータと同じ機能がWindows Me、Windows 2000、Windows XPでは「マイ ネットワーク」という名称で用意されている。
ネットワークコンピュータを実行すると、開かれたウィンドウの中にはネットワークに接続されているWindowsコンピュータがアイコンで並んでいる。コンピュータのアイコンの中には、そのコンピュータが持っている共有フォルダの情報が入っている。ネットワークコンピュータからこれらを辿っていくことで、共有ファイルや共有プリンタなどにアクセスすることができる。
なお、Windowsの機能としての「ネットワークコンピュータ」以外にも、ネットワークに接続してネットワークの向こうのコンピュータ資源で作業を行うコンピュータを指してネットワークコンピュータと呼ぶ場合がある。
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ネットワークコンピュータ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/23 17:19 UTC 版)
ネットワークコンピュータ(英: network computer, NC)は、オラクルの商標であり、1996年から2000年ごろまでサン・マイクロシステムズやエイコーン・コンピュータとの協業として策定・開発したディスクレス・デスクトップコンピュータ(または場合によってはセットトップボックス[1])およびその仕様を指す。ビジネス用途や一般消費者向けにこの設計を認知させるためのマーケティングにも「ネットワークコンピュータ」という用語が使われた(ただし、概念そのものは目新しいものではない)。
- ^ Acorn launches fast home NC, CNET News.com, 1997年10月6日
- ^ Cheaper Computing, Part I, Byte magazine, 1997年4月
- ^ Walters, E. Garrison (2001年). The essential guide to computing. Upper Saddle River, NJ: Prentice Hall PTR. pp. pp. 13. ISBN 0-13-019469-7 2008年5月6日閲覧。.
- 1 ネットワークコンピュータとは
- 2 ネットワークコンピュータの概要
- 3 脚注
ネットワークコンピュータ
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「エイコーン・コンピュータ」の記事における「ネットワークコンピュータ」の解説
BBC Two の番組 The Money Programme でラリー・エリソンが1995年10月に出演してインタビューを受けた。これを見た Online Media の Malcom Bird はエリソンの言うネットワークコンピュータ(NC)が基本的にエイコーンのセットトップボックスと同じであることに気づいた。オラクルとオリベッティの話し合いの後、Bird はエイコーンのセットトップボックスを持ってサンフランシスコに飛んだ。オラクルはすでにサン・マイクロシステムズやアップルとNCの開発について交渉中だった。Bird のオラクル訪問の後、エリソンがエイコーンを訪れ、契約が結ばれた。エイコーンがNCの標準を定義することになったのである。 エリソンは1996年2月にNCを発表するつもりだった。ソフィー・ウィルソンがNCプロジェクトを任され、11月中ごろにNCのドラフト仕様が完成した。1996年1月、エイコーンとオラクルの間の正式な契約が発効し、プリント基板の設計が完成して、製造の準備が整った。1996年2月、Acorn Network Computing が設立された。1996年8月、Acorn Network Computer が発売された。 NCが全く新たな市場を創造し、Acorn Network Computing がそこで中心的役割を果たすことが期待された。すなわち、自身でNCを販売するだけでなく、他の製造業者からのライセンス料を徴収できると考えられた。この開発にあたって、2つの重要な製品が生まれた。オペレーティングシステム Galileo と新たな StrongARM チップセット SA1500/SA1501 である。Galileo は、各プロセスに(他のプロセスがどうであろうと)必要なリソース(CPUやメモリ)を与え、一種のQuality of Service を保証することができる。SA5100 は高いクロック周波数で動作するメディア指向のコプロセッサ(Attached Media Processor、AMP)を持つ。SA5100 は Galileo の最初のリリースのターゲットであった。 エイコーンは、子会社 Acorn RISC Technologies(ART)を設立した。ARTは Galileo や他のソフトウェア、ARMを使ったハードウェア技術の開発を行う会社である。
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