クロック‐しゅうはすう〔‐シウハスウ〕【クロック周波数】
読み方:くろっくしゅうはすう
クロック周波数
別名:動作周波数
【英】clock frequency
クロック周波数とは、クロックと呼ばれる、回路が処理の歩調をあわせるために用いる信号が、1秒間に何回発生するかを示す値のことである。クロック周波数を単にクロックと呼ぶ場合もある。
クロック周波数の単位はHzで、1秒間にクロックが1000個あれば動作周波数は1kHzとなり、このとき1クロックは1000分の1秒間で発生したことになる。クロック周波数の値が高ければ、それだけ多くの処理が同一時間内にこなせるということであり、つまりは処理性能が高いということになる。CPUのクロック周波数を特に内部クロックと呼び、周辺回路のクロック周波数を外部クロック、バスクロック、システムクロックなどと呼ぶこともある。
クロック
(クロック周波数 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 13:38 UTC 版)
クロック信号(クロックしんごう、clock signal)、クロックパルスあるいはクロックとは、クロック同期設計の論理回路が動作する時に複数の回路間でタイミングを合わせる(同期を取る)ために使用される、電圧が高い状態と低い状態を周期的にとる信号である。信号線のシンボルなどではCLKという略記がしばしば用いられる[1]。日本産業規格では刻時信号[2]とも訳されるが、この訳が用いられていることはほとんどない(クロック(刻時)回路という表現を使っている資料[3]はある)。
- ^ JISC0450 2004, 表A.5.
- ^ JISX0003 1989, 用語番号03.01.10.
- ^ bit 編集部『bit 単語帳』共立出版、1990年8月15日、196頁。ISBN 4-320-02526-1。
- ^ SiTime 2014.
- ^ Motorola 1976.
- ^ Microcomputer 1975.
- ^ a b KDDI 2014.
- ^ "ベースクロック (BCLK) ... BCLK は CPU だけではなく、メモリー、PCIe バス、CPU のキャッシュその他の速度も決めます。" Intel. 動作周波数とは?. 2022-04-08閲覧.
- ^ "CPU ベースクロック (BCLK) に CPU マルチプライヤー (CPU レシオともいいます) を乗することで、プロセッサーの動作周波数が決まります。" Intel. 動作周波数とは?. 2022-04-08閲覧.
- ^ FUJITSU 2003.
- ^ Shimpi 2008.
クロック周波数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/06 04:53 UTC 版)
「ジョセフソンコンピュータ」の記事における「クロック周波数」の解説
電圧モード論理回路のクロック周波数を制限する要因として、パンチスルー現象があげられる。パンチスルーとは、動作点をBからAに戻す際、あまり早く戻すとある確率で再びBに戻ってしまい、誤動作を引き起こす現象である。このため、クロック周波数をスイッチング速度に見合うほど上げることができないという問題がある。これまでに動作確認された最高クロック周波数は、COSL(Complementary Output Switching Logic) ORゲートの10 GHzであるが、10素子程度の小規模な回路である。
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