鰊場作業唄とは? わかりやすく解説

鰊場作業唄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/03 21:43 UTC 版)

鰊場作業唄(にしんばさぎょううた)、あるいは鰊場音頭(にしんばおんど)とは、北海道日本海沿岸に伝わる民謡である[1]




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鰊場作業唄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 00:10 UTC 版)

ソーラン節」の記事における「鰊場作業唄」の解説

詳細は「鰊場作業唄」を参照 「鰊場作業唄」は、元を質せば青森県野辺地町周辺の「荷揚げ木遣り唄」から変化したとされる原曲については、國學院大學民族歌謡文学須藤豊名誉教授によると、江戸中期はやり歌説をとる。当時御船歌呼ばれる儀礼の歌や小禾集という俗謡集に"沖のかごめに"と言う一節酷似し歌詞があり、その流行歌やん衆とともに北海道わたったという。 鰊場作業唄は「船漕音頭」・「網起こし音頭」・「沖揚げ音頭」・「子叩き音頭」の4部から構成されている。港から漁場まで、「オーシコー、エンヤーァエー 、オーシコー」の掛け声で「船漕音頭」を唄いながら艪を漕いで船を進める。仕掛けた網にニシン追い込んだ後、網を「ヤーセィ、ヤサホイ」の掛け声の「網起こし音頭」で調子を合わせて持ち上げ、「網」の中にニシン移し換える移し変えた網のニシン巨大なタモ網で「ソーラン、ソーラン」と掛け声をかけて汲み出す沖揚げ音頭」。そして最後に、「アリャリャン コリャリャン ヨーイトナー」の掛け声で、網に産み付けられたニシンの卵(カズノコ)を竹の棒で打って落とすのが「子叩き音頭」である。春とはいえ海上での作業寒さ苛まれる単調で辛い肉体労働をこなすには、大勢掛け声唱和する必要があった。時には即興卑猥な歌詞歌い上げ、場に笑いを誘う。なお「子叩き音頭」も、締め囃し言葉アラ イヤサカサッサ」に因んでイヤサカ音頭」として分化し北海道民謡一つとして独立している。

※この「鰊場作業唄」の解説は、「ソーラン節」の解説の一部です。
「鰊場作業唄」を含む「ソーラン節」の記事については、「ソーラン節」の概要を参照ください。

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