魚類の真菌性肉芽腫症菌とは? わかりやすく解説

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魚類の真菌性肉芽腫症菌 [Aphanomyces piscicida]

 真菌性肉芽腫症はおもにアユがかびに感染して筋肉内で発育し肉芽腫をつくることが特徴である。これに似た病気としてヨーロッパで古くから天然ザリガニのかび病が知られているが、日本ではアユ以外にキンギョフナチチブボラブルーギルカムルチー茨城県霞ヶ浦淡水魚にも発生した。これらのかび病の原因菌同一であった考えられている。その症状特徴初め体表出血点が現れ、やや広い範囲隆起状に腫れることである。末期には病巣部が崩壊して筋肉に赤い肉芽種ができる。
原因菌鞭毛菌類(以前藻菌類の1群)の中の卵菌類ミズカビ科、アファノマイセス属の1種である。遊走子嚢は区切りがなく、その形は単純な菌糸状(20-40μm)で遊走子球状(8-9μm)であるが有性生殖器官はない。発育は15-30, pH5-9が適している。




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