高次フラーレンとは? わかりやすく解説

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高次フラーレン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/16 14:11 UTC 版)

高次フラーレン(Higher fullerenes)は、70個以上の炭素で構成されるフラーレン分子である。六角形と五角形の面が融合して籠の形を作っている。


  1. ^ Katz, 369–370
  2. ^ W. L. F. Armarego; Christina Li Lin Chai (11 May 2009). Purification of laboratory chemicals. Butterworth-Heinemann. pp. 214–. ISBN 978-1-85617-567-8. http://books.google.com/books?id=PTXyS7Yj6zUC&pg=PA214 2011年12月26日閲覧。. 
  3. ^ Manolopoulos, David E.; Fowler, Patrick W. (1991). “Structural proposals for endohedral metal-fullerene complexes”. Chemical Physics Letters 187: 1. doi:10.1016/0009-2614(91)90475-O. 
  4. ^ Diederich, Francois; Whetten, Robert L. (1992). “Beyond C60: The higher fullerenes”. Accounts of Chemical Research 25 (3): 119. doi:10.1021/ar00015a004. 
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  6. ^ Kawada, H.; Fujii, Y.; Nakao, H.; Murakami, Y.; Watanuki, T.; Suematsu, H.; Kikuchi, K.; Achiba, Y. et al. (1995). “Structural aspects of C82 and C76 crystals studied by x-ray diffraction”. Physical Review B 51 (14): 8723. doi:10.1103/PhysRevB.51.8723. 


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高次フラーレン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 03:13 UTC 版)

フラーレン」の記事における「高次フラーレン」の解説

詳細は「高次フラーレン」を参照 炭素原子の数が60個を超えているクラスター存在する。これを高次フラーレンと呼ぶ。アーク放電法などによるC60フラーレン合成の際、これら高次フラーレンが少量ながら生成される炭素数が70, 74, 76, 78……のものなどが単離されている。これらも全て5員環・6員環から成っており、7員環以上の環を持つフラーレン実際に発見されていない炭素の数がいくつになっても5員環の数は12決まっており、6員環の数だけが増えていく(オイラーの多面体定理より)。 また、フラーレン骨格においては5員環は隣り合わせならないという規則がある(孤立5員環則、IPR)。C60 フラーレンIPR満たす最小フラーレンであり、その次が C70 となる。C62 や C68 などが発見されないのは、これらがIPR満たし得ない炭素数だからと考えられる(ただし後述のように、内包フラーレンでは例外存在する)。

※この「高次フラーレン」の解説は、「フラーレン」の解説の一部です。
「高次フラーレン」を含む「フラーレン」の記事については、「フラーレン」の概要を参照ください。

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