駅長犬「ララ」
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2017年から2018年にかけ毎週土曜・日曜に駅ホームで乗降客を出迎えた、雨竜町の団体職員の飼い犬である柴犬。元は函館保健所に保護された犬で、2017年1月に認定NPO法人「HOKKAIDOしっぽの会」による保護を経て雨竜町の団体職員が引き取った。同年4月に飼い主が駅での硬券切符販売イベントにララを連れて訪れた際に鉄道ファンがララに駅員の帽子をかぶせた写真をInstagramに投稿したところインターネット上で話題となったのをきっかけに制帽・制服姿での出迎えを始め「駅長」の愛称で親しまれるようになった。 人気の広がりを受けて2017年9月16日にはHOKKAIDOしっぽの会と北海道日本ハムファイターズの共同企画の一環として札幌ドームのグラウンドに登場し、日本テレビ(道内では札幌テレビ)「天才!志村どうぶつ園」でも駅で出迎える様子が紹介された。 2018年3月17日には、ダイヤ改正に伴い停車時間が延長されたのを記念し新十津川町役場からララと飼い主に感謝状が贈られた。 2018年7月8日をもって、高齢であることから、体調管理のために、駅長犬「ララ」としての定期的な「出勤」を終了した。それ以降はイベント時を中心に活動しており、2020年4月17日に行われた北海道医療大学駅 - 当駅間のラストランにおいては、最終列車の見送りを行った。 2020年6月6日夜に、ララは老衰のため死んだ。推定14歳。死去後、同年6月8日に新十津川町観光協会が、駅舎内にララのメモリアルコーナーを設置した。
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