預り

デジタル大辞泉

あずかり〔あづかり〕【預（か）り】

読み方：あずかり

１ 人や物などを預かること。「—物」「保護—」

２ 預かり証。「一筆—を書く」

３ 物事の決着をつけないで持ち越すこと。特に相撲などで、勝負をつけないままにすること。「その件は次回まで—としよう」

４ 引き受けてめんどうをみること。また、その人。担任者。管理者。留守番。

「なにがしの院におはしまし着きて、—召し出づるほど」〈源・夕顔〉

５ 平安時代、役人の長の一。院の御厨子所(みずしどころ)、進物所の奉行など。

６ 中世、荘官(しょうかん)の一。→預所(あずかりどころ)

隠語大辞典

預（あづか）り

読み方：あずかり

1. 同上（※「あかし」「あかしばな」参照）、午前一時より〔大阪新町廓其他〕。

分類 花柳界／大阪新町廓其他

預り

読み方：あずかり

1. 露天商人間で親分子分の関係なくともこれに準ずるもの。
2. 〔香〕香具師（てきや）間で親分子分の関係がなくともこれに準ずるものをいう。これは素人が露店商をする際に、法規上は正規の手続をして自分勝手に店を出すことはできないので、自分の商売を安全に守り、且つ香具師の如き危険なことを好まないものは表面だけでも、何々一家の身内、又は何々一家某親分の子分等と称せん為めに、心からではないが、親分の「づきさか」（盟約）をせねばならぬ。かかる意味合より出来た子分がすなわち「あづかり」と称するものである。この「あづかり」は比較的善良な方で多くは「コミセ」を主としている。

分類 露天商人、香具師

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預り

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/04/15 07:45 UTC 版)

預り/預/預かり（あずかり）

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「預り」の例文・使い方・用例・文例

• 現実に持っていることは九分の強み；預り物はこちらの物
• 手荷物預り証
• 私がそのお荷物をお預りしましょうか。
• 質屋が出す質物の預り証
• 銀行の実質預金から政府関係預り金を除いて算出された預金