音楽論とは? わかりやすく解説

音楽論

作者清岡卓行

収載図書探偵
出版社光文社
刊行年月1989.6
シリーズ名「光る話」の花束


音楽論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 05:21 UTC 版)

パウル・ヒンデミット」の記事における「音楽論」の解説

それまで伝統的な狭義調性大きく超えるような音楽書いたヒンデミットであるが、シェーンベルクらの無調音楽に対しては自然倍音正当性を守る立場から否定的であった教育一風変わっておりヴィルヘルム・マーラー和音記号採用せず、数字付き低音正当性主張したドイツ人作曲家としても知られている。『三声部楽曲練習書 Übungsbuch für den dreistimmigen Satz』(未邦訳)では彼独自の記号が並ぶ。 彼は、複数の音が同時に鳴ると、その周波数の和の音と差の音がかすかに発生する(例:400Hzと500Hzの音が同時に鳴ると、900Hzと100Hzの音が発生する)、という現象着目しその結果、どんな複雑な不協和音半音階的旋律にも、複数音の間には調的な支配関係存在し、完全な無調存在し得ない、と主張した。そして、あくまでも一つ中心音の調的な支配力のもとで、斬新な和音半音階駆使する作法確立していった。このような作法は「拡大され調性」とも呼ばれた12フーガからなるピアノ曲ルードゥス・トナリス』に使われている音列は、基音Cから徐々に不協和となる、という構造持ち(C-G-F-A-E-Es-As-D-B-Des-H-Fis)、そうした理論典型的に示されている。

※この「音楽論」の解説は、「パウル・ヒンデミット」の解説の一部です。
「音楽論」を含む「パウル・ヒンデミット」の記事については、「パウル・ヒンデミット」の概要を参照ください。

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