韮山古川
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 09:38 UTC 版)
韮山反射炉では鋳造した砲身に砲穴を刳り貫く鑽開作業に水車動力を用いたため、反射炉敷地脇を流れる古川を河川改修し、反射炉側へ流れを蛇行させ、取水口から木樋で水車に水流を供給した。世界遺産としてはこの改修した区間約144メートルも含まれている。 次第に流下開削によって河床が下がったことから護岸が石垣補強されたが、上流からの流石や川岸の土砂崩れで取水口部分は埋もれてしまった。 なお、古川は一級河川に指定されているが、その起点は水車から排水された水流が再び川へ戻された合流点からとなっており、流れを改修された箇所(世界遺産登録範囲)やそれより上流の水源域は準用河川扱いとなっているが、世界遺産に求められる法的保護根拠としては河川法が適用されている。
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