青い目の人形・コネタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/08 09:02 UTC 版)
「豊橋市立西郷小学校」の記事における「青い目の人形・コネタ」の解説
青い目の人形・コネタは戦前に日米友好親善のために米国より日本の小学校へ寄贈された複数の人形のうちの1体であり、1931年(昭和6年)に西郷小学校に到来し現存しているものである。コネタは寄贈時に米国で付けられた名前であるが、この人形の生誕地とされる米国オハイオ州ワパコネタ(Wapakoneta)に由来する。 1941年(昭和16年)からの日米の戦争の際に、かつて寄贈されたこれらの人形たちは敵国の象徴として竹槍で突かれたり、焼き捨てられたりしてその多くが失われたが、西郷小学校ではある教師が引き取って庇い、彼が召集されて戦地に赴く際にも事前に西郷小学校の押入に密かに隠して置いたためにコネタは難を逃れ、終戦後42年にあたる1987年(昭和62年)にその押入から発見され今に伝えられている。 1996年(平成8年)1月にはコネタの故郷である米国ワパコネタに一時帰国が実現され、これをきっかけに地元・オハイオ州ノースリッジ(North Ridgeville)小学校との国際交流が結ばれている。2008年11月にレプリカ2体が製作され、その1つがノースリッジ小学校に寄贈され、もう一つは西郷小学校でこの出来事を生徒たちが学ぶための教材に使用されている。
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