需要ショック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/07 14:21 UTC 版)
経済学において、需要ショック(英: demand shock)とは財・サービスへの需要を一時的に増やす、あるいは減らす突発的な出来事を指す。総需要曲線をシフトさせるような出来事であるとも言い換えることができる[1]。あるいは経済活動水準に直接影響を与える外生的な要因ということもでき、例えば財政支出の変動や世界景気の変動である[2]。木村・黒住・門間(2001)によれば、需要ショックが発生した場合、望ましい金融政策は、短期名目金利をちょうど需要ショックの影響を相殺するように変更し、民間の支出行動に影響を与えるものである[2]。
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- ^ Robert Hall, Marc Lieberman (2012), Economics: Principles and Applications, Cengage Learning, pp. 840.
- ^ a b 木村武、黒住卓司、門間一夫 (2001), “望ましい金融政策の対応を巡ってー供給構造の変化に対応する政策運営を中心にー”, IMES Discussion Paper series 日本銀行金融研究所: 1.
- ^ “Demand Shock”. Investopedia. 2008年11月2日閲覧。
- ^ “UK could be in for demand shock”. Television New Zealand (2002年11月20日). 2008年11月2日閲覧。
- ^ Palley, Thomas (2008年6月11日). “Bernanke Fed getting it right”. Asia Times. 2008年11月2日閲覧。
- ^ Roubini, Nouriel (2008年6月14日). “The spectre of global stagflation”. Daily Times. 2008年11月2日閲覧。
- 1 需要ショックとは
- 2 需要ショックの概要
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