陽解法とは? わかりやすく解説

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陽解法

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

陽解法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/02 13:37 UTC 版)

差分法」の記事における「陽解法」の解説

時刻 t n {\displaystyle t_{n}} には前進差分用い空間x j {\displaystyle x_{j}} で2次微分に対して2次中央差分用いれば次の漸化式u j n + 1u j n k = u j + 1 n − 2 u j n + u j − 1 n h 2 {\displaystyle {\frac {u_{j}^{n+1}-u_{j}^{n}}{k}}={\frac {u_{j+1}^{n}-2u_{j}^{n}+u_{j-1}^{n}}{h^{2}}}\,} が得られる。これを陽解法という。 u j n + 1 {\displaystyle u_{j}^{n+1}} の値は次のように得られるu j n + 1 = ( 1 − 2 r ) u j n + r u j − 1 n + r u j + 1 n {\displaystyle u_{j}^{n+1}=(1-2r)u_{j}^{n}+ru_{j-1}^{n}+ru_{j+1}^{n}} ただしここで r = k / h 2 {\displaystyle r=k/h^{2}} (拡散数呼ばれる)である。 ゆえに、時刻 t n {\displaystyle t_{n}} での値がわかれば対応する時刻 t n + 1 {\displaystyle t_{n+1}} での値も漸化式用いて求められる。 u 0 n {\displaystyle u_{0}^{n}} と u J n {\displaystyle u_{J}^{n}} には境界条件(この例ではどちらも0)を適用する。 この陽解法は、 r ≤ 1 / 2 {\displaystyle r\leq 1/2} であれば数値的に安定収束することが知られている。 誤差時刻間隔 k {\displaystyle k} の1乗と空間間隔 h {\displaystyle h} の2乗オーダーである: Δ u = O ( k ) + O ( h 2 ) {\displaystyle \Delta u=O(k)+O(h^{2})\,}

※この「陽解法」の解説は、「差分法」の解説の一部です。
「陽解法」を含む「差分法」の記事については、「差分法」の概要を参照ください。

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