陸軍の欧州派遣要請と拒絶
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 07:39 UTC 版)
「第一次世界大戦下の日本」の記事における「陸軍の欧州派遣要請と拒絶」の解説
戦争が塹壕戦により長期化することが予想されるようになると、一度は参戦地域の限定を日本に依頼したイギリスと、フランスとロシアは一転して日本に対して陸軍をヨーロッパ戦線に派遣するよう繰り返し要請した。さらに8月下旬にフランス、ロシアはイギリスを介して三個軍団の欧州派遣を求めた。10月に二度目の、さらに翌3月にはベルギーからの派遣要請が行われた。 これに対して外相の加藤高明は、日本軍兵士が国民皆兵の徴兵制度に基づき召集されており、国益に直接関与しない外征に参加させることはできないと声明を出した。その後もベルギー、セルビアからも派遣要請があったがこれも拒否された。
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