金融業界から自動車業界に
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 06:11 UTC 版)
「豊田章男」の記事における「金融業界から自動車業界に」の解説
MBAを取得したのち、アメリカ合衆国の投資銀行(A.G.ベッカー(英語版)。1984年にメリルリンチが買収)にて勤務した。しかし自分が豊田家の人間であるという周囲の目から悩みが増していき、上司の「同じ苦労をするなら、トヨタのため苦労したらどうなんだ?」という言葉に豊田の姓を受け入れることを決意。1984年に投資銀行を辞し、トヨタ自動車に入社した。トヨタ自動車への転職を決意した章男に対し、父である章一郎は「(章男を)部下に持ちたいと思う人間は今のトヨタにはいない」と戒めたうえで、特別扱いはしないと言い渡した。そのため、章男はトヨタ自動車に対して履歴書を提出し、章一郎は社員としての入社を認めた。 入社後は、生産管理や国内営業などを担当した。係長から平社員への降格人事も経験したものの、販売部門への「カイゼン」活動の横展開などを通じ、販売部門の改革を主導した。1998年には、自動車関連の情報を総合的に提供するウェブサイト「GAZOO.com」を立ち上げた。その後、アメリカ合衆国カリフォルニア州にて、ゼネラルモーターズとの合弁企業「NUMMI」の副社長を務めた。
※この「金融業界から自動車業界に」の解説は、「豊田章男」の解説の一部です。
「金融業界から自動車業界に」を含む「豊田章男」の記事については、「豊田章男」の概要を参照ください。
- 金融業界から自動車業界にのページへのリンク