都立4大学整理、統合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 03:51 UTC 版)
「東京都立大学 (1949-2011)」の記事における「都立4大学整理、統合」の解説
1990年代後半、政府、地方自治体は経済不況および少子高齢化の進行による財政難を解消すべく、行財政改革に着手した。その流れで国公立大学は整理、統合のうえ「独立行政法人」として政府、地方自治体の保護から離れるべきという機運が日本社会に高まった。東京都立大学も例に洩れず、他の都立の大学(東京都立科学技術大学、東京都立保健科学大学、東京都立短期大学)と共に整理、統合される予定となった。 ところが、2003年4月の東京都知事選挙で「まったく新しい大学を作る」という公約を掲げた石原慎太郎が二期目当選を果たし、新大学の構想について学部構成や履修形態などが大幅に変わるなど事態は急展開を迎えた。この過程において、多数の教員が流出するなど、大きな混乱が生じた(後述)。 なお、都立大学の各学部は、新設された首都大学東京において都市教養学部に統合されていたが、2018年度には、人文社会、法、経済経営、理の4学部へと解体・再編して、かつての東京都大学改革大綱での学部構成へと概ね「回帰」した。さらには、2020年度より大学名も「東京都立大学」として、引き継ぐことにした。
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