道路構造令改正(昭和33年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/06 07:05 UTC 版)
「道路構造令」の記事における「道路構造令改正(昭和33年)」の解説
最初の道路構造令の改正は、戦後の1958年(昭和33年)に初めて実施された道路構造令改正(旧・改正道路構造令、昭和33年政令第244号)である。これまで国道や県道のように道路の行政的格付けごとに区分を定めたものを改め、交通工学的に決めた区分に基本となる設計速度を定め、道路の単位区間を区切って適用区分を定めた。 実情としては、戦後の早い段階で改正の動きは始まっており、1952年(昭和27年)の段階で、建設省内では第二次修正案までできあがっており、現場の地方建設局へ第二次案を採用して道路工事を進めるように通達が出されていた。 道路構造令改正(昭和33年)における構造基準の区分と適用地域区分設計速度単位区間自動車交通量ごとの道路適用区分平地部山地部7000台/日以上2000台/日〜7000台/日未満2000台/日未満地方部第1種80 km/h 60 km/h 一般国道 — — 第2種70 km/h 50 km/h 都道府県道市町村道 一般国道都道府県道市町村道 — 第3種50 km/h 35 km/h — — 一般国道都道府県道市町村道 市街部第4種50 km/h 一般国道都道府県道市町村道 一般国道都道府県道市町村道 一般国道 第5種30 km/h — — 都道府県道市町村道 この時点では、都市間高速道路(高速自動車国道)および都市高速道路は含まれていなかったが、道路法上の道路すべての構造基準を包括するように規定を変えて、1970年(昭和45年)に2度目の道路構造令改正を施行したものが、現行の道路構造令である。
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