速度と正確さ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/24 16:11 UTC 版)
「Meson (ソフトウェア)」の記事における「速度と正確さ」の解説
他の一般的なビルドシステムと同様に、正しい増分ビルドは高速なビルドのために最も重要な機能である。 素のMakeとは異なり、個々の設定段階において、コマンドライン引数・環境変数・コマンドの出力が次回のビルドでは部分的には適用されないことが保証されている。これは古いビルドに繋がる。 Ninjaのように、Mesonはソースファイルのグロブには非対応である。全てのソースファイルをビルド定義ファイルにリストすることを要求することで、ビルド定義ファイルのタイムスタンプはソースファイルが変更されたかを判断するのに十分であり、これにより削除されたソースファイルを確実に検出することができる。CMakeはグロブに対応しているが、上記の理由からグロブを使用しないことを推奨している。 Mesonはインストールされていればccacheを自動的に使用する。また、ABIに変更がない場合、共有ライブラリのシンボルテーブルへの変更を検出し、ライブラリに対する実行ファイルの再リンクをスキップする。プリコンパイル済みヘッダ(英語版)に対応しているが、設定が必要である。デバッグビルドはデフォルトでは最適化が行われない。 速度面での機能MesonCMakeMake古いビルドの禁止 (入力の変更に対する部分的なリビルド) バグがない限り グロブを使用しない場合 再帰的なMakeはこの点では壊れている ccache 自動的 簡単に追加可能 簡単に追加可能 distcc 簡単に追加可能 簡単に追加可能 簡単に追加可能 シンボルテーブルに対応した再リンク Yes ユーザー自身が実行 ユーザー自身が実行 プリコンパイル済みヘッダ オプション 壊れた解決策が存在 ユーザー自身が実行
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