フィッツの法則
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フィッツの法則(フィッツのほうそく、英: Fitts's law)とは、マンマシンインタフェースにおける人間の動作をモデル化したもので、対象の領域に移動するのに必要な時間が対象部までの距離と対象物の大きさの関数となることを予測する。フィッツの法則は、ある点を指すという動作、すなわち対象物に手や指で物理的に触れたり、あるいはコンピュータのディスプレイ上でポインティングデバイスを用いて仮想的に指したりすることをモデル化するために用いられる。1954年に ポール・フィッツが提唱した。
- 1 フィッツの法則とは
- 2 フィッツの法則の概要
- 3 導出
- 4 参考文献
- 5 関連項目
フィッツの法則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 05:45 UTC 版)
「ポイント・アンド・クリック」の記事における「フィッツの法則」の解説
フィッツの法則は、ポイント・アンド・クリック操作に必要とされている時間を定量化するために使用できる。 T = a + b log 2 ( 1 + D W ) {\displaystyle T=a+b\,\log _{2}{\Bigg (}1+{\frac {D}{W}}{\Bigg )}} T: 動きを終了するまでにかかった平均時間。 a: 機器の開始/終了時間。 b: 機器固有のスピード。 これらの定数は、測定されたデータを直線に線形回帰することによって実験的に決定することができる。 D: 出発点から目標の中央への距離。 W: 動作の軸に沿って測定された目標の幅。最終的な位置の許容誤差とみなせる。このとき動作の最後の地点が目標の中央の ±W⁄2 に入らなければならない。
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