近世邦楽
近世邦楽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 20:14 UTC 版)
邦楽、特に近世邦楽、殊に地歌では、転調に対応するために曲中で調弦を変えることが行なわれる。三味線では開放弦に音階上の主要音を割り当てるため、いくつかの調弦法があり、属調や下属調への転調のために、曲の途中でその演奏に適する調弦法へ変換するよう作曲されている。曲によっては二回以上調弦を変える曲も少なくない。箏でも同様である。ただし両者とも、ごく一時的な転調にはポジションを変えたりすることで対応する。また、とくに三味線の場合、転調とはまた別に、調弦法によって響きが違い、それが特有の雰囲気をかもし出すことも重要である。
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