段とは? わかりやすく解説

きざ【刻/段】

読み方:きざ

きざみつけた筋。きざみめ

「引かかるよう、—が入れてあるのじゃから」〈鏡花高野聖


たん【反/段】

読み方:たん

(「端」とも書く)布類の長さの単位鯨尺で幅9寸(約34センチ)、長さ2丈6尺から2丈8尺(約10メートル)。だいたい一人分の衣服要する長さ

土地の面積の単位。1町の10分の1(約10アール)。10畝、また、300歩。もとは360歩。

距離の単位。6間(約11メートル)。

和船の帆の幅をいう単位おおよそむしろ1枚の幅で、3尺(約91センチ)。「だん(段)」


きだ【段/常】

読み方:きだ

《「きた」とも》

【一】[名]

布などの長さ計る単位。反(たん)。

庸布(ちからぬの)四百(よほ)—」〈天武紀〉

田畑面積の単位。段(たん)。

「およそ田は、長さ三十歩、広さ十二歩を—とせよ」〈孝徳紀〉

【二】接尾助数詞物の断片切れ目数えるのに用いる。

十拳剣(とつかのつるぎ)を乞ひ度(わた)して、三—に打ち折りて」〈記・上〉


たん【段/壇/×檀】

読み方:たん

〈段〉⇒だん

〈壇〉⇒だん

〉⇒だん


だん【段】

読み方:だん

[音]ダン(呉) タン(漢) [訓]きだ

学習漢字6年

[一]ダン

登降できるようにした台状のもののつながり台状のもの。「段丘段段石段(いしだん)・階段上段雛段(ひなだん)」

物事区切り。「段階段落章段前段特段分段別段

区切られ等級。「段位高段初段昇段値段有段

手だてやりかた。「算段手段

[二]タン土地の面積の単位。約一〇アール。反(たん)。「段収段別


だん【段】

読み方:だん

【一】[名]

上方高くのぼるように重なっている台状のもの。また、その一つ一つ。段々。「石の—を上る」「—を踏み外す

上下区切ったものや順に重なったものの一つ一つ。「寝台車の上の—」

段組み分けられた、文字レイアウトする列の一つ一つ日本多く新聞では、上下15段で1面構成される

長く続く文章ひとくぎり段落。「文を三つの—に分ける」

浄瑠璃など、語り物ひとくぎり。「『義経千本桜』の鮨屋の—」

掛け算九九(くく)で被乗数同じくするもの。「二の—を唱える

五十音図で、行(ぎょう)に対し、「あ」「い」「う」などの列。「た行う—」

武道囲碁・将棋などで、技量によって与えられる等級。ふつう、初段から10段まである。「—を取る」

ある事柄をそれとさす語。「無礼の—お許しください

物事一局面。そういう場合。「いよいよという—になって逃げだす」

否定疑問の語を伴ってそれどころではないという気持ちを表す語。そういう程度それほど程度。「痛かったのなんのという—じゃない

【二】接尾

助数詞階段状、または層をなしたもの数える。「階段を2—ずつ駆け上がる」「3—組みページ

武道囲碁・将棋などの技量程度を表す。「柔道3—の腕前



読み方:ダンdan

ある事態情況をさし示していう語。


作者幸田文

収載図書ちくま日本文学全集 051 幸田文
出版社筑摩書房
刊行年月1993.4

収載図書幸田文全集 第3巻 草の花黒い裾
出版社岩波書店
刊行年月2001.9

収載図書幸田文―1904-1990
出版社筑摩書房
刊行年月2007.11
シリーズ名ちくま日本文学

収載図書黒い裾
出版社講談社
刊行年月2007.12
シリーズ名講談社文芸文庫


読み方:ダンdan

所在 岐阜県揖斐郡池田町

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

読み方:ダンdan

所在 熊本県(JR肥薩線)

駅名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

読み方
たん
だん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/07 06:22 UTC 版)

(だん)

  1. 高低の差があるところ。階段など。
  2. 区切り、段落
  3. や、場合。
  4. 武術などで、技量によって決められる等級。段級位制を参照。
  5. 近世邦楽、特に三曲の音楽である地歌箏曲胡弓楽において(特に段物や手事物)、器楽部分の楽章的区切りをいう。
  6. 文楽歌舞伎、及びその伴奏音楽である義太夫節などの浄瑠璃において、一幕を指す。
  7. 尺貫法における面積単位とも表記する。1段 = 1反 = 10 ≒ 991.7355 m2
  8. 将棋盤の横の列のこと。上から1段(目)、2段(目)…と数える。縦の列はと呼ぶ。
  9. カメラにおいて変化させる露出の量。露出 (写真)を参照せよ。
  10. のひとつ。⇒ 段 (姓)


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 14:48 UTC 版)

ウクライナ語」の記事における「段」の解説

ウクライナ語では「母音」となる。この他ウクライナ語仕組み従い日本語の「や行」も母音扱いされる場合がある。 あ段 - А い段 - І う段 - У、ただし、「です」 (DESU) のように「短いう」であるとウクライナソ連)の研究によって判定されているものに関しては、「У」ではなく「Ў」を用いることもある。 え段 - Е お段 - О

※この「段」の解説は、「ウクライナ語」の解説の一部です。
「段」を含む「ウクライナ語」の記事については、「ウクライナ語」の概要を参照ください。


段(目)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:11 UTC 版)

将棋用語一覧」の記事における「段(目)」の解説

将棋盤における縦軸列番号。棋譜では漢数字表記する。1から3段目が後手陣地、7から9段目が先手陣地として解説される。

※この「段(目)」の解説は、「将棋用語一覧」の解説の一部です。
「段(目)」を含む「将棋用語一覧」の記事については、「将棋用語一覧」の概要を参照ください。

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出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 00:06 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. ダン次々高くなっている平面
  2. ダン上下重なっているものの一つ
  3. ダン武芸などの技量表す等級
  4. ダン長く続く物事一区切り
  5. ダン物事の一局面
  6. きざ刻み目

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「段」の例文・使い方・用例・文例

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