農業・貧困問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/10 07:52 UTC 版)
ネパールの経済は、農業が主な支えで、人口の80%が農業中心に生活している。GDPの37%は農業活動によるものである。米、小麦、トウモロコシ、ジャガイモ等が、主要な食用作物である。 ネパールの総面積の約20%が耕作可能な土地で、その他33%は森林地帯で、残りの大部分は山岳地帯である。 低地の肥沃な平原地帯のタライ地域は、農業の余剰を生成し、食物欠乏丘陵地帯を供給する。 干ばつや洪水で農作物が阻害を受けている。土地保有者の割合は少なく、国の衛生状態は極めて悪い。 また、人口増加の影響により、食糧危機の状態にある。 ネパールは、2010年の世界飢餓指数(Global Hunger Index, GHI)で84の国の中で最悪の第29位にランクインされ、タンザニアとケニアの間位となった。 なお、20点というネパールの現在のスコアは2009年の19.8点に比べて僅かながら悪い状況であるが、1990年の27.5点よりはスコアも優れている。
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