農林業被害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 05:15 UTC 版)
農業や林業への被害は主要なエゾシカ問題となっている。農林業被害のほとんどは農作物被害が占め、そのうち半数近くが牧草の被害である。食害が確認されている農作物はトウモロコシ、コムギ、テンサイ、バレイショ、豆類などで、牧草はアルファルファなどで被害が発生している。1955年には2000万円だった農林業被害額は、1976年に1億円を突破してから急速に増加し、1996年に50億円に達した。その後一時は減少したが2009年に再び50億円を超え、2011年に64億円に達した。 知床では市街地に出没したエゾシカが民家の庭木や家庭菜園を荒らす被害も起こっている。また、食害のほかにも、牧草地に落ちているエゾシカの角によってトラクターの走行が妨害される事例もある。
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