しん‐きゅう〔‐キフ〕【×賑給】
しん‐ごう〔‐ゴフ〕【×賑▽給】
賑給
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/20 01:34 UTC 版)
賑給(しんごう/しんきゅう)とは、賑恤(しんじゅつ)とも呼ばれ、律令制において高齢者や病人、困窮者、その他鰥寡孤独[1](身寄りのない人々)に対して国家が稲穀や塩などの食料品や布や綿などの衣料品を支給する福祉制度、あるいは支給する行為そのものを指す。
- ^ 「鰥寡孤独」(かんかこどく)は「鰥寡惸独」(かんかけいどく)ともいわれる。ここで「鰥」とは男やもめ、「寡」は女やもめ、「惸」は孤児、「独」は独居老人の意味である。『続日本紀1』直木孝次郎 他 訳注,平凡社(東洋文庫)1986年、68頁より)
- ^ 寺内浩「京進米と都城」(初出:『史林』72巻6号(1989年)/所収:寺内『受領制の研究』(塙書房・2004年))
- ^ a b 櫛木謙周「<京中賑給>に関する基本的考察」(初出:『富山大学人文学部紀要』第12号(1987年)/所収:櫛木『日本古代の首都と公共性』(塙書房、2014年) ISBN 978-4-8273-1267-6)
賑給
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