警視庁流出データ掲載書籍
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「第三書館」の記事における「警視庁流出データ掲載書籍」の解説
2010年10月に、警視庁外事三課の内部資料とみられる国際テロに関する資料がインターネット上に流出する警視庁国際テロ捜査情報流出事件があった。第三書館は、日本に在住するイスラム系外国人の個人情報が記載されている問題の文書を『流出「公安テロ情報」全データ』として書籍化し出版した。同書には、捜査対象とみられる人々のほか、捜査協力者および国際テロ捜査を担当する警察官の氏名、写真など個人情報も掲載された。同社は、「警察の情報管理の甘さを問題提起したかった」とコメントしている。 警視庁は問題の資料が内部から流出したものであると認めていないため、著作権の侵害を理由とする出版差止めなどの措置を取ることができない。また捜査資料に創作性があるのかも問題となる。資料に個人情報が記載されたイスラム教徒の男性らは、28日にプライバシー侵害、名誉棄損を理由とする仮処分申請をおこない、東京地方裁判所は翌日29日に本の販売・増刷を禁止する決定を下した。
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