警察庁警察官
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 23:31 UTC 版)
大卒程度国家一般職試験(旧国家公務員採用II種試験)行政区分に合格して本庁採用された警察官を準キャリアと呼ぶ場合がある(管区警察局に採用されたII種試験合格者は警察官ではなく、警察庁事務官や警察庁技官である)。彼らは初任で巡査部長であり、I種試験合格者(いわゆる「キャリア」)と同様に無試験で昇任する。警察官の大多数を占める都道府県採用者(いわゆる「ノンキャリア」)に比べ有利に処遇され、入庁時から幹部登用に向け計画的に育成される。ただし、昇任しても警視長(本庁課長、一部の県警本部長等)までが限界とされ、最高幹部(警察庁長官、警視総監、局長級)へ至ることが困難と見込まれる点では他省庁のII種試験合格者と同様である。なお、従来は都道府県採用者から最優秀者を選抜し警察庁に採用するシステム(推薦制度)が存在していたが、近年においては転勤が多いなどの理由で敬遠する者が多く無実化し、その代替として国家II種試験合格者を採用したという経緯がある。なお、管区警察局に採用されたII種試験合格者に関しても、警視級の役職までの昇進が常態化している。 都道府県採用警察官は原則として巡査が初任であるが、特定の資格を有する者はII種試験合格者と同等に巡査部長の階級で任用されることがある[要出典](ただし、昇任はノンキャリア扱い)。上記であげた特定の資格試験保有者が、初任時において、II種試験合格者よりも上位の待遇・階級・役職で任用されることもある。
※この「警察庁警察官」の解説は、「準キャリア」の解説の一部です。
「警察庁警察官」を含む「準キャリア」の記事については、「準キャリア」の概要を参照ください。
- 警察庁警察官のページへのリンク