要指導医薬品とは? わかりやすく解説

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要指導医薬品

読み方:ようしどういやくひん
別名:医療用に準じたカテゴリーの医薬品要指導薬

薬剤師による対面での情報提供および指導が必要であるとして、インターネット販売原則禁止とされている医薬品のこと。要指導医薬品には、「スイッチOTCスイッチ直後品)」と毒劇薬該当する具体品目は、厚生労働省薬事・食品衛生審議会意見に基づき厚生労働大臣指定する

要指導医薬品は、2013年12月成立改正薬事法で、OTC医薬品一般用医薬品)のインターネット販売許可されたことに伴い新たに設けられ分類である。第36条の5では要指導医薬品の販売従事する者が薬剤師限られる定められ第36条の6では要指導医薬品の販売にあたって薬剤師による情報提供指導について定められた。

要指導医薬品に該当するスイッチOTCとは、OTC医薬品のうち、一般用転用されて間もないため、リスクに関する評価不十分な医薬品のことである。スイッチOTC市販後原3年の間、安全性評価が行われ、その結果合格したものが要指導医薬品指定解除されインターネット販売可能になる

医薬品インターネット販売行っているケンコーコム株式会社は、要指導医薬品の指定違憲だとして、国に対して訴訟提起した同社は、医薬品インターネット販売を行う権利求めてに対して提訴し2013年1月最高裁勝訴した経緯があり、2013年11月には医療用医薬品処方箋薬)のネット販売禁止に対して訴訟起こしていた。

関連サイト
薬事法 - 総務省e-gov
今後のスイッチOTC薬等のリスク評価について - 厚生労働省

ようしどう‐いやくひん〔エウシダウ‐〕【要指導医薬品】


要指導医薬品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 01:37 UTC 版)

ヨヒンビン」の記事における「要指導医薬品」の解説

日本では劇薬致死量が、経口投与体重1kgあたり300mg以下)である塩酸ヨヒンビンを含む医薬品は、一般用医薬品のうち薬剤師対面による指導義務付けられている要指導医薬品として、販売されている。分類は「その他の泌尿生殖器官及び肛門」であるが、強精強壮剤として扱われ、ガラナポーン(大東製薬工業)、ハンビロン(日本薬品)、ストルピンMカプセル松田薬品工業)がある。2016年3月10日マヤ金蛇精(カプセル)(摩耶堂製薬)は自主回収され、販売中止となった

※この「要指導医薬品」の解説は、「ヨヒンビン」の解説の一部です。
「要指導医薬品」を含む「ヨヒンビン」の記事については、「ヨヒンビン」の概要を参照ください。

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