西武411系電車
(西武401系電車 (2代) から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/17 07:28 UTC 版)
西武411系電車(せいぶ411けいでんしゃ)は、かつて西武鉄道に在籍した通勤形電車。
注釈
- ^ 端子電圧675V時定格出力100kW, 定格回転数653rpm.
- ^ 601系・801系を含む。以下同様。
- ^ ラストナンバーとなる429編成(クモハ429-クハ1470)の落成をもって本系列の製造が打ち止めとなったため、クハ1469は当初から欠番となっている。これは車両の向きによって車両番号(以下「車番」と記す)末尾の奇数・偶数を厳密に区分する西武の車番付与基準に起因するもので、仮に430編成(クハ1469-クモハ430)が新製されていれば欠番は生じなかったこととなる。
- ^ ただし、本系列では前面窓の上下位置が数十mm上方へ移動しており、わずかに印象が異なる。
- ^ 601系以降で採用されたカルダンドライブ用主電動機ならびに主制御器はいずれも電動車2両を1ユニットとした1C8M制御を前提として設計されていた。同システムをそのまま2両編成である本系列に適用した場合、必然的に全電動車編成となってしまい非効率的かつコスト面で不利が生じ、また電動車1両のみで完結する1C4M制御方式の電装品を新たに設計・搭載した場合、部品共通化の観点から不適当であると判断されたものと考えられる。
- ^ インダイレクトマウント式の空気ばね台車で、外観は801系が装備したFS-067に類似するが、FS-40は当初より吊り掛け駆動車(電動車)用台車として設計・製造されたことから、固定軸間距離(軸距)がFS067の2,100mmに対して2,400mmと大きく取られていることが特徴である。
- ^ 427 - 429編成については後述新性能化改造まで低圧電源が直流仕様のままとされた。
- ^ クモハ412-クハ1451は西武で最初にシールドビーム2灯化を施工された車両であった。
- ^ 後述の通り、401系化改造に際して全電動車編成に改められたため電動車の両数が倍増することから、改造途上において未改造車との車番重複の恐れが生じたことによる。
- ^ クモハ425 - 438の全幅は2,854.5mm。
- ^ 701系列が偶数向き電動車(末尾偶数のモハ)にパンタグラフおよび主要機器を搭載していたことから、本系列も701系列と仕様を統一する目的で行われたものである。
- ^ 改造年次によって扉窓固定支持方式が異なる(詳細は後述)。
- ^ 同工事に伴って従来設置されていた前面窓内側の行先表示器は撤去された。
- ^ 端子電圧375V、一時間定格出力120kW、定格電流360A、定格回転数1,630rpm
- ^ 701系同様、主制御器にも電気制動の段を持たない。
- ^ 2000系で採用されたものと同一形状。
- ^ 427編成は1980年(昭和55年)1月に竣功。
- ^ 西武ライオンズ球場(現・西武ドーム)におけるプロ野球公式戦開催時に運行される新宿線系統 - 所沢 - 西武球場前間の臨時列車運用を除く。
- ^ 過去には東急3700系電車が20両全車名古屋鉄道へ譲渡された例が存在する。
出典
- 1 西武411系電車とは
- 2 西武411系電車の概要
- 3 401系(2代)
- 4 譲渡車両
- 5 脚注
固有名詞の分類
- 西武411系電車のページへのリンク