西武551系電車とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 乗り物 > 列車 > 西武鉄道の電車 > 西武551系電車の意味・解説 

西武551系電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/19 08:58 UTC 版)

西武551系電車(せいぶ551けいでんしゃ)は、かつて西武鉄道に在籍した通勤形電車


  1. ^ a b 端子電圧675V時定格出力100kW, 定格回転数653rpm.
  2. ^ アルミハニカム扉は後年701・801系等に踏襲されたが、それらの扉は窓枠外周に無塗装の金属枠が見える構造であったのに対し、本系列のそれは構造上の差異から金属枠が見えない点が異なっていた。
  3. ^ No.67弁を搭載したAM67E(AT67E)を採用した。
  4. ^ 台車に至っては大正後期に新製された国鉄モハ30形・サハ36形と同一であった。
  5. ^ ただし、落成当初の2000系および6000系9000系といった、他編成との併結運用を行わない各系列には装備されていない。
  6. ^ そのため、従来車に普及するまでの期間において8両編成運用に充当された際には、常時本系列同士でのみ編成されていた。系列ごとの制約なく自由に編成が組めることを車両設計上の大前提としていた西武において、このような制約を承知で採用に踏み切ったことは、取りも直さず電気連結器のもたらずメリットが当時の西武にとって多大なものであったことを示すものである。
  7. ^ 551系が1枚幌仕様であったのに対し、501系は2枚幌仕様であり、連結する両車の幌を中央で結合する方式であったため、同10両は501系の仕様に揃えられた。
  8. ^ 2M4T編成の詳細に関しては西武501系電車#伝説の2M4T編成を参照のこと。
  9. ^ この時点では同10両は551系モハ571形・サハ1571形であったことに注意されたい。
  10. ^ 端子電圧675V時定格出力128kW, 定格回転数780rpm.
  11. ^ 同MGの給電能力が4両分を満たすものであったことから、換装後はサハ1571形およびサハ1551形偶数車にのみMGを搭載し、サハ1551形奇数車のMGは撤去された。
  12. ^ ただしクモハ561・562など、廃車まで旧型抵抗器を搭載した車両も存在した。
  13. ^ インダイレクトマウント式の空気ばね台車で、外観は801系が装備したFS067に類似するが、FS40は当初より吊り掛け駆動車(電動車)用台車として設計・製造されたことから、固定軸間距離(軸距)がFS067の2,100mmに対して2,400mmと大きく取られていることが特徴である。
  14. ^ 後年クハ1571形についても全車FS40への換装が実施されている。
  15. ^ クモハ559・560は1980年(昭和55年)10月の検査入場時に主電動機と台車をMT15系およびTR14Aに交換されていた。
  16. ^ 同形式は本来601系の制御車(クハ1601形)として新製されたものの、後年の編成替えによって451系のクハとして転用されたものである。元来601系と551系の外観上の差異は極わずかであったため、編成化に際して違和感はなかった。なお、551系との編成化に際しては、451系との編成化に際して狭幅化されていた貫通路の再拡張および台車のFS40への換装が実施されている。
  17. ^ 551系の多摩川線入線はこれが初のことではなく、1975年(昭和50年)頃に561編成が多摩川線に配属された経歴を有する。
  18. ^ その他、701系列の冷房化および電磁直通ブレーキ(HSC)化の進捗によって、AM系自動空気ブレーキを装備する車両の絶対数が減少したことによる。
  19. ^ 多摩川線所属車両の検査は西武所沢車両工場で実施されることから、検査予備編成が新宿線系統に常時1 - 2編成配備されていた。それら予備編成が西武園線等の運用に入ることも比較的よく見られた。
  20. ^ この2路線が比較的後年まで旧性能車によって運行された理由としては、多摩川線は他の路線と接点を持たない独立路線であったことから旧性能車を運用することによる弊害が比較的少なかったこと、また多摩湖線(国分寺 - 萩山間の通称「多摩湖南線」)は国分寺駅構内のホーム有効長の都合上17m級車体の351系を継続運用せざるを得なかったという、それぞれの路線における固有の事情が大きく作用していた。
  21. ^ 取り外されたFS40台車はその後近江鉄道へ送られている。
  22. ^ 同2両において既存の構体同士を接合する経験を積んだことが、後年701系列等が地方私鉄に譲渡される際に実施された運転台移設工事に大いに役立ったとされる。
  23. ^ 初代も西武より譲渡された車両で、モハ221形(2代)・クハ1221形を2扉セミクロスシート化の上譲渡したものであった。
  24. ^ モハ579は主電動機の入手遅れから1969年(昭和44年)9月までの約1年間サハ代用として運用された。


「西武551系電車」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「西武551系電車」の関連用語

西武551系電車のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



西武551系電車のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの西武551系電車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS