西南日本の地質構造とは? わかりやすく解説

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西南日本の地質構造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/06 05:12 UTC 版)

西南日本」の記事における「西南日本の地質構造」の解説

アムールプレート上に位置西南日本基盤となる地質構造地体構造)を全体的に見ると、北西から南東に行くにつれ、順に形成年代新し地層へと移り変わってゆく。ただ、帯状きれいに並んでいるわけではなくところどころ太くなったり細くなったりしている箇所がある。 隠岐諸島隠岐帯、能登半島から飛騨山脈付近飛騨帯は、約3億年前より前に形成された、西南日本で最も古い地質帯であり、日本で最も古い地層有する飛騨帯取り囲む飛騨外縁帯、新潟県中越から群馬県付近の上越帯、丹波半島から中国地方東部の超丹波帯、中国地方西部秋吉帯、国東半島以西九州地方北部三郡帯は、約3億年~2億年前形成され地質帯である。 秋吉帯の南にある玖珂帯、超丹波帯の南から近畿地方北部丹波帯、中部地方内陸部美濃帯、関東地方北部中部地方北部足尾帯、九州地方中部から房総半島北部まで続く細長い秩父帯は、約2億年~1億年前形成され地質帯である。中央構造線隔てて南側秩父帯北側それ以外同時期の地質帯がある。ただし、秩父帯中央構造線の間には低温高圧型の三波川変成帯それ以外地質帯中央構造線の間には高温低圧型の領家変成帯それぞれ細長い帯状分布している。 これより南東側は、伊豆半島周辺九州地方西部一部除き1億年前より新し時代形成され四万十帯分布している。 中央構造線より北側西南日本内帯西南日本内帯)、南側外帯西南日本外帯)と呼ぶ。両者対照的で、内帯浸食進んだなだらかな地形中央窪んでおり(瀬戸内海琵琶湖)、外帯壮年期険し地形平地極めて少ない。これに起因して集落文化違い見せることが多いため、西南日本内帯外帯という用語は人文地理学などでもよく使用される

※この「西南日本の地質構造」の解説は、「西南日本」の解説の一部です。
「西南日本の地質構造」を含む「西南日本」の記事については、「西南日本」の概要を参照ください。

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