蘇嶋家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 09:17 UTC 版)
蘇嶋市哉(よみしま いちや) 闇己が入学した磐坂学園の1年B組のクラスメイト。本人曰く遠い親戚筋で入学前から闇己を知っていた。 念を活性化させるなど、かつての眞前のような事をしており、謎多き少年。 賀茂族の血統を引く堂上家出身だが、両親を亡くし親戚の梅園家に財産を横領された。その中には迦具土のレプリカである神度剣も。 力を見込まれ、蘇島の「ヲナリさま」を継ぐ為に8歳で養子として引き取られるが、父の仕事の関係で南米で育つ。父は独身の32歳。 蘇嶋若比古(よみしま わかひこ) 蘇嶋家の当主だが、妾腹の末妹・奇子(あやこ)がヲナリさまとして実権を握っている為、意に染まぬ養子・市哉に振り回されている。 従来通り末妹である奇子がヲナリさまになったが、彼女に力があるとは思えず、外部へ占いの噂が広まってる事も危惧している。妹が母親を殺害したことを知っていたが、自殺だと言い聞かせた。 また市哉の得体の知れなさや資質も疑っている。闇己と出会い彼の巫覡の素質の方がヲナリさまに相応しいと考える。 外務官僚だったが、現在は叔父の議員秘書。忌部怜司とは大学時代の同期。その関係でかつて忌部兄弟が住んでいた松濤のマンションに市哉と共に居住。 蘇嶋奇子(よみしま あやこ) ヲナリさまとして予言をし、最近は大企業の社長等も訪ねてくる。自身は神の声を聞く力はなく、7歳で実母から引き離され、母を死に追いやった家を憎んでいる。 市哉の気味の悪い資質だけは見抜いており、彼に家を継がせ蘇嶋家を潰してしまいたいと考えている。 元々はヲナリ信仰の家ではなく、コトシロヌシと呼ばれる男神が本流の地祇系の一族だった。
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