薬歴と個人情報保護
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 04:44 UTC 版)
薬剤師には刑法において守秘義務が課されており、薬局も個人情報保護法により個人情報の扱いが定められている。 薬歴は個人情報であり患者の個人情報を保護するため厚生労働省の「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためガイドラン」を遵守し、 紙薬歴の場合は一般来訪者が近つけない場所に保管するなどの適切な措置を講じること。 患者に関する個人情報は患者のものであるという点から、求めに応じて薬歴の開示を行う。開示する際については以下のような点に注意する。 ①患者から求められた場合には、可能な限り薬歴の開示に応じる。 ②薬歴の開示は、患者自身に限られるので本人確認を行い確認した内容は記録する。 ③医師へ相談する場合:患者に開示する際に医師が患者に対し未告知の部分が含まれる場合事前に医師と相談する。 ④開示した場合日時や開示した薬剤師名や開示後の患者の反応などの関連情報を薬歴に記載する。
※この「薬歴と個人情報保護」の解説は、「薬歴」の解説の一部です。
「薬歴と個人情報保護」を含む「薬歴」の記事については、「薬歴」の概要を参照ください。
- 薬歴と個人情報保護のページへのリンク