蓬莱屋 (とんかつ店)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/07 00:13 UTC 版)
蓬莱屋(ほうらいや)は、日本の食堂。東京都台東区上野に所在する。ヒレカツ専門店であり、日本で最初にヒレカツを商品化した店との説もある[4][5]。串カツの元祖とする説もある[6][7][* 1]。大正時代初期に創業された老舗であり[9][10]、映画監督の小津安二郎が愛した店としても知られており[5][11]、小津の遺作である映画『秋刀魚の味』の一場面の舞台ともなっている[11][12]。
注釈
出典
- ^ 木村隆志「和の美術館・博物館 名品を訪ねて アフター博物館を楽しむ 上野散策は和ものでひと息」『東京大人のウォーカー』第5巻第4号、角川マーケティング、2008年7月26日、50頁、大宅壮一文庫所蔵:200145057。
- ^ “蓬莱屋(上野広小路)”. グルメガイド 美味案内. ジョルダン. 2023年4月23日閲覧。
- ^ “【取材】上野・御徒町、ひれかつ一筋の人気老舗 蓬莱屋。伝統の調理法2度揚げで作るひれかつは秀逸”. いろはめぐり. ユニティーサービス (2021年3月26日). 2023年4月23日閲覧。
- ^ a b 宮下 2007, p. 184
- ^ a b c 菊地 2022, p. 8
- ^ 『大東京年鑑』 昭和41年版、同盟通信社、1965年12月10日、784頁。全国書誌番号:20874051。
- ^ 中屋金一郎『東京のたべもの うまいもの』北辰堂、1958年12月15日、107頁。 NCID BA37531336。
- ^ 才本淳子「文化の扉 大阪発祥?! 串カツ物語 労働者の味から全国へ 東京ルーツ説も」『朝日新聞』朝日新聞社、2019年12月28日、東京朝刊、23面。
- ^ a b c d e 鍵和田 2020, p. 151
- ^ a b c “【ヒレカツ】蓬莱屋”. 三菱商事ライフサイエンスの「味な話」. 三菱商事ライフサイエンス. 2023年4月23日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k 渡辺 2017, pp. 18–19
- ^ a b c d e f g h i j 新井鏡子 (2020年2月21日). “大正元年創業。小津安二郎が好んだヒレカツの名店『蓬莱屋』”. さんたつ by 散歩の達人. 交通新聞社. 2023年4月23日閲覧。
- ^ a b c 十條 1931, pp. 94–95
- ^ a b c 茂木 2013, p. 16
- ^ a b 石丸 2006, pp. 144–145
- ^ a b c d e f 丹野他 2003, pp. 78–79
- ^ “料理本のソムリエ 内視鏡検査の〆はトンカツで”. 編集部だより. 柴田書店 (2011年10月13日). 2023年4月23日閲覧。
- ^ a b c d 松尾 & 生田 2007, pp. 62–63
- ^ a b c d e ecocolo 2009, pp. 60–61
- ^ a b c d e f 諏訪原 2000, p. 19
- ^ a b 森 2018, p. 19
- ^ a b c d e 岸 2007, pp. 114–115
- ^ 『東京地元ごはん』枻出版社〈エイムック〉、2006年3月30日、66頁。全国書誌番号:20982215。
- ^ a b c “ぽん多 本家 & 蓬莱屋”. 出没!アド街ック天国. テレビ東京 (2014年4月5日). 2023年4月23日閲覧。
- ^ a b 丹野他 2003, pp. 76–77
- ^ 「映画のあの店は実在した! 小津安二郎が愛した「蓬莱屋」」『食楽 老舗の味』第4巻第2号、徳間書店、2008年2月1日、37頁、大宅壮一文庫所蔵:200319153。
- ^ 白木けいこ「分厚いヒレカツをカラリと揚げる。上野「蓬莱屋」の二度揚げの技に、グルメ建築家・宮脇檀さんも納得」『dancyu』第2巻第4号、プレジデント社、1992年4月1日、14頁、大宅壮一文庫所蔵:100061639。
- ^ a b c “【思い出の映画館】上野セントラル(東京都)”. 岐阜新聞映画部. 岐阜新聞社 (2021年8月11日). 2023年5月7日閲覧。
- ^ a b ぴあMOOK 2008, p. 88
- ^ 鈴木健太「おいしい東京みやげ」『散歩の達人』第20巻第12号、交通新聞社、2015年11月21日、65頁、大宅壮一文庫所蔵:100033815。
- ^ こぐれひでこ「高級料理店のランチ 上野『蓬莱屋』繊細なヒレカツレツに、脱帽。」『クロワッサン』第25巻第18号、マガジンハウス、2001年9月25日、147頁、大宅壮一文庫所蔵:100017479。
- ^ a b c 野田 1961, p. 16
- ^ 安藤 2020, p. 221
- ^ J.C.オカザワ「J.C.オカザワのTOKYO食事情」『おとなの週末』第3巻第2号、講談社ビーシー、2005年2月1日、70頁、大宅壮一文庫所蔵:000033582。
- ^ 貴田 2003, p. 19
- ^ “とんかつ好きならコンプリートしたい! 今行くべき東京の老舗&注目店”. 全日本空輸. p. 4 (2018年6月14日). 2023年4月23日閲覧。
- ^ 貴田庄「小津のグルメナビ、映画に出たあの味 シーンの店と一品」『AERA』第16巻第52号、朝日新聞出版、2003年12月15日、8頁、大宅壮一文庫所蔵:000001254。
- ^ 貴田 2003, pp. 16–17
- ^ a b 井波 & 隅元 1999, p. 46
- ^ 「おいしい映画 巨匠が愛した庶民のごちそう とんかつ、カレー幸せ描く」『佐賀新聞』佐賀新聞社、2015年1月1日、21面。
- ^ 多賀谷浩子「映画に寄り添う「食の名店」」『男の隠れ家』第8巻第1号、三栄、2004年1月1日、84頁、大宅壮一文庫所蔵:000033172。
- ^ 林家正蔵、池波志乃「一度住んだらやめられない」『東京人』第23巻第3号、東京都文化振興会、2008年2月10日、24頁、大宅壮一文庫所蔵:200045899。
- ^ 林家正蔵「ちょいとごめんなさいよ、4時からの悦楽 上野「蓬莱屋」の巻 千住葱の奇跡」『東京人』第29巻第4号、2014年3月3日、110頁、NAID 40019965541。
- ^ 福田和也「深遠なる「とんかつ宇宙」探訪記 東京山手線29駅のイチオシ網羅。「とんかつ百花繚乱」」『Straight,』第3巻第1号、扶桑社、2006年1月1日、111頁、全国書誌番号:01006916。
- ^ 安藤 2020, p. 217
- ^ 安藤鶴夫『雨の日』読売新聞社、1968年8月15日、356頁。 NCID BN11466707。
- ^ 山本鉱太郎『東京下町ぶらり散歩』保育社〈カラーブックス〉、1984年6月5日、119頁。ISBN 978-4-586-50645-3。
- ^ 浜野保樹『小津安二郎』岩波書店〈岩波新書〉、1993年1月20日、58頁。ISBN 978-4-00-430265-0。
- ^ rightwide (2013年2月8日). “川島雄三監督作品のとんかつ”. FoodWatchJapan. 香雪社. 2023年5月7日閲覧。
- 1 蓬莱屋 (とんかつ店)とは
- 2 蓬莱屋 (とんかつ店)の概要
- 3 著名人による評価
- 4 創作作品での扱い
- 5 脚注
- 蓬莱屋 (とんかつ店)のページへのリンク