蓄圧式ハイブリッド方式
蓄圧式エネルギー回生システムを利用して、ガス圧として蓄えたエネルギーを、クルマの発進時や駆動時に油圧モーターを回転させて駆動力をアシストする方式のパラレルタイプ・ハイブリッド方式をいう。1993~95年にかけて、国内トラックメーカー3社が、中型トラックの燃費および騒音と排ガス低減を目的に、ディーゼルエンジンと組み合わせた蓄圧式のハイブリッド車を開発した。油圧ポンプは油圧モーターと兼用し、エネルギー回生時にはポンプとして、再生時にはそーターとして作動させている。油圧に平衡するガス圧には窒素または空気が用いられ、蓄えられたエネルギーの加速時トルクアシストに加え、アイドリングストップおよびエンジンスタートと併用することにより、燃費で10~25%の改善のほか、スモークや窒素酸化物低減に大幅な効果が確認されている。
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