舌小帯短縮症とは? わかりやすく解説

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舌小帯短縮症

の裏側の真ん中口の底に向かっているヒダ舌小帯いいます.このヒダ生まれつき短いことがあり,これを舌小帯短縮症といいます.

舌の先上のの裏歯肉に付けることができたり,舌を出したときに舌の先中央ハート形にくびれなければ,まず手術の必要はありません.また舌小帯短くて程度が軽いときは手術の必要はありません.舌小帯短縮症でもほとんどのこどもはうまく哺乳できますし,逆に哺乳問題のある乳児のうちでも,舌小帯短縮症によるものはほんの一部であるといわれています.手術必要な場合は,舌小帯極端にいために哺乳がほとんどできず,成長発育大きな問題生じ場合だけです.しかし,手術をする必要があるかないかの判断については,臨床医のあいだでも明らかなコンセンサスがないのが現状です.

哺乳進まないことが他の原因によることもありますので,小児科小児外科診察受けられるのがいいでしょうまた,うまくしゃべることができないとき,舌の先動きが悪い機能性構音障害という病気のこともありますので,この場合特殊な言語外来診察されることをお勧めします.

手術局所麻酔をしたうえでハサミなどを用いて舌小帯切ります.切る部分粘膜なので,切った後に縮んでまた短縮してしまうことがありますので,短縮予防するために特殊な形成術を加えることもあります程度の強い舌小帯短縮症は舌口腔底癒着症のことがあり,舌尖下面前舌腺,口腔底舌下腺舌下腺開口部を傷つけないよう注意が必要です.剥離後の粘膜欠損大きく局所で十分被覆できないときは,遊離粘膜移植粘膜移植をすることもあります


舌小帯短縮症

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/02 03:06 UTC 版)

舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう、tongue-tied、 ankyloglossia)は、舌小帯が付着異常を起こしている状態で、「舌強直症」、「舌癒着症」、「舌小帯癒着症」、「短舌症」とも呼ばれる。運動の制限の程度によるが、乳児期には授乳障害、成長とともに器質的構音障害が生じる。形態不全、奇形、変形症の疾患群に分類される疾患である[1]。舌小帯が短いため、舌を歯列より前に突き出そうとするとハート型になる。


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  1. ^ a b c 高橋紀子・島田義弘「定期歯科検診で検出された某高専校学生における舌疾患の有病状況」、『東北大学歯学雑誌』第8巻第1号、東北大学歯学会宮城県仙台市、1989年6月、 19-27頁、 ISSN 0287-39152009年2月15日閲覧。


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