自由なソフトウェアとは? わかりやすく解説

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自由ソフトウェア

(自由なソフトウェア から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/13 08:14 UTC 版)

自由ソフトウェア(じゆうソフトウェア、英語: free software、libre software[1][2][3]とは、ユーザーがどのような目的に対しても実行することを許可し、また、プログラムについて研究したり、変更したり、それを配布したりする自由も認めることを条件として配布されるコンピュータソフトウェアのことである[4][5][6][7][8]。自由ソフトウェアには、プログラムの対価として支払った価格とは無関係に、ユーザーが(個人で、あるいは、コンピュータプログラマーと協力して)ソフトウェアのコピーを用いて、自身が望むことを(自由ソフトウェアを用いて利益を獲得することを含めて)する自由が存在するということである[9][3]。コンピュータプログラムが自由であるとみなされる必要十分条件は、本質的には(開発者のみではなく)すべてのユーザーに第一にプログラムをコントロールする権利があるということであるとされる。したがって、ユーザーが所有する装置が「自由」であるためには、プログラムによって何が行われるのかを、ユーザーが本質的にはコントロールできなければならない[6][10]




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自由なソフトウェア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 02:53 UTC 版)

自由ソフトウェア」の記事における「自由なソフトウェア」の解説

コンパイルした成果物だけでなく、ソースコード入手可能であり、さらに、その改変と再配付も自由である必要があるフリーソフトウェア財団(FSF)の創始者リチャード・ストールマン(RMS)が、自由に利用し改変し、再配布することができるという意味でFree Softwareという語を1980年代初頭作った。この場合、単に無料であるソフトウェアは、"フリーウェア"と呼んで区別するソフトウェアが自由であることを重視するリチャード・ストールマン立場からは「無料」との混同避けたいところである。そのため、彼は折に触れてこの区別強調し、また「日本語にはせっかく2つの意味区別する言葉があるのだから、Free Softwareではなく自由なソフトウェアと呼んで欲しい」と述べている。 自由ソフトウェアは、著作権放棄したパブリックドメインソフトウェア」とは異なる。一見矛盾しているように見えかも知れないが、自由ソフトウェアは(自身が自由であるための手段として)著作権明確に主張し、そのライセンス文中で自由を規定するという方法取っている。 このため、あるソフトウェアが、自由なソフトウェアである場合には、自由であることを、ライセンス明確に示しており、確認することができる。ライセンスが、例えばGPL、LGPLGFDLBSDライセンスX11ライセンスなどであれば、自由なソフトウェアである。 現在、GNU/Linuxとして知られる自由ソフトウェアオペレーティングシステムプロジェクトGNU始めるに当たって作られるソフトウェアの自由を保証するために、自由ソフトウェア概念定義したGNU自由ソフトウェアのみで構成されるというわけである[要出典]。 自由ソフトウェアとして認められるライセンスには、二通りある。 コピーレフト自由ソフトウェアライセンス配付/改変後のソフトウェア自由ソフトウェアにする必要があるライセンス。 GPLやLGPLなど。 コピーレフトではない自由ソフトウェアライセンス配付/改変後のソフトウェア自由ソフトウェアにする必要のないライセンスBSDライセンスなど。

※この「自由なソフトウェア」の解説は、「自由ソフトウェア」の解説の一部です。
「自由なソフトウェア」を含む「自由ソフトウェア」の記事については、「自由ソフトウェア」の概要を参照ください。

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