脳機能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/07 02:14 UTC 版)
脳内での神経活動が高まるとその部位で代謝量や血液流量が増大するので、捉えたい指標に合わせて上に述べたトレーサーを選ぶことで、間接的に脳内で活動が活発になっている部位を特定することができる。 グルコース代謝量を測定したいときにはトレーサーとして18F-fluorodeoxy glucose(フルオロデオキシグルコース、FDG)を主に用いる。18F-FDGは、グルコース(ブドウ糖)に似た物質に放射性のフッ素(18F)をつけたもので、体内にはグルコースと同じように取り込まれるがグルコースと違う点は18F-FDGが尿といっしょに、腎臓、尿管、膀胱を経由し体外に排泄されることである。 脳血流量や酸素代謝量の測定には、トレーサーとして、15OでラベルしたH2O、CO2、O2などを用いる。 他にもアルツハイマー病の診断に有効である。
※この「脳機能」の解説は、「ポジトロン断層法」の解説の一部です。
「脳機能」を含む「ポジトロン断層法」の記事については、「ポジトロン断層法」の概要を参照ください。
「脳機能」の例文・使い方・用例・文例
- 脳機能のページへのリンク