glucoseとは? わかりやすく解説

glucose

別表記:グルコース

「glucose」とは・「glucose」の意味

「glucose」は、炭水化物一種である単糖類属す糖分で、人間エネルギー源として重要な役割果たしている。血液検査においては血糖値として測定され、その基準値健康状態判断材料となる。また、糖尿病の診断治療にも関連している。

「glucose」の略語

「glucose」の一般的な略語存在しない。ただし、血糖値を示す「blood glucose」は、「BG」と略されることがある

「glucose」の語源・由来

「glucose」の語源は、ギリシャ語の「glykys」(甘い)とフランス語の「glucose」から来ている。これは、グルコースが甘い味を持つことに由来している。

「blood glucose」とは

blood glucose」は、血液中に含まれるグルコース濃度を指す。血糖値は、食事運動ストレスなどの影響を受けるため、一定の範囲内維持されることが望ましい。糖尿病患者は、血糖値管理が重要である。

「glucose」を含むその他の用語の解説

「glucose monitor」とは

「glucose monitor」は、血糖値測定する医療機器のことである。糖尿病患者自己管理のために使用することが一般的で、定期的な血糖値チェックが可能となる。

「D グルコース」とは

「D グルコース」は、グルコース立体異性体一種で、自然界に最も多く存在する形態である。生物学的に活性があり、人間エネルギー源として利用される

「glucose」の使い方・例文

1. The doctor recommended that he check his blood glucose levels regularly.(医者彼に定期的に血糖値チェックするよう勧めた。)
2. The main source of glucose in our diet comes from carbohydrates.(私たち食事におけるグルコース主な供給源炭水化物である。)
3. High glucose levels can be a sign of diabetes.(高い血糖値糖尿病兆候であることがある。)
4. Insulin helps regulate glucose levels in the body.(インスリン体内グルコース濃度調節するのに役立つ。)
5. The glucose monitor showed that her blood sugar was within the normal range.(グルコースモニターによると、彼女の血糖値正常範囲内だった。)
6. The body converts excess glucose into glycogen for storage.(体は余分なグルコースグリコーゲン変換して貯蔵する。)
7. Photosynthesis in plants produces glucose as a byproduct.(植物の光合成によってグルコース副産物として生成される。)
8. The athlete consumed glucose-rich foods to boost his energy levels.(選手エネルギー高めるために、グルコース豊富な食品摂取した。)
9. The liver plays a crucial role in maintaining glucose homeostasis.(肝臓グルコース恒常性維持する上で重要な役割を果たす。)
10. The researchers are studying the effects of glucose on brain function.(研究者たちは、グルコース脳機能与え影響調査している。)

「glucose」の英語での説明

Glucose is a simple sugar and a type of carbohydrate that serves as a primary source of energy for living organisms. It is commonly found in the bloodstream and is often measured as blood glucose or blood sugar levels. Proper regulation of glucose levels is essential for maintaining overall health, and imbalances can lead to conditions such as diabetes.

グルコース

英語:glucose

「グルコース」の基本的な意味

グルコースは、単糖類属す炭水化物一種である。最も一般的な単糖であり、生物エネルギー源として重要な役割果たしている。植物では光合成によって生成され動物食物から摂取することができる。また、血糖値上昇させる働きがあり、インスリン分泌促す

「グルコース」の語源

「グルコース」の語源は、ギリシャ語の「glykys(甘い)」とフランス語の「-ose(糖の接尾辞)」が組み合わさったのである。これは、グルコースが甘味を持つことに由来している。また、英語では「glucose」と表記される

「グルコース」の類語

「グルコース」の類語には、デキストロースブドウ糖デキストリンなどがある。デキストロースは、グルコースの右旋性を示す別名である。ブドウ糖は、ブドウ含まれる糖分主成分であることからこの名がついた。デキストリンは、グルコースが短鎖状結合した糖類である。

「グルコース」に関連する用語・知識

フルクトース

フルクトースは、グルコースと同じく単糖類属す炭水化物である。果物蜂蜜多く含まれており、甘味が強いことから甘味料として利用される。グルコースとは異なりインスリン介さず体内代謝される。

デンプン

デンプンは、グルコースが長鎖状に結合した多糖類である。植物エネルギー貯蔵として利用し穀物イモ類多く含まれる消化酵素によって分解されると、グルコースが生成される

糖尿病

糖尿病は、血糖値異常に高い状態が続く病気である。インスリン働きが不十分であったり、インスリン分泌低下していることが原因となる。糖尿病患者は、食事療法運動療法薬物療法などで血糖値コントロールする必要がある

低血糖症

低血糖症は、血糖値異常に低い状態である。インスリン過剰分泌空腹時に起こることが多い。症状としては、手の震え冷汗、めまい、意識障害などがある。低血糖症対処法としては、速やかに糖分摂取することが重要である。

血糖値

血糖値は、血液中に含まれるグルコースの濃度を示す指標である。正常な血糖値は、空腹時で70~110mg/dL、食後2時間で140mg/dL以下が目安とされる血糖値が高い状態が続くと糖尿病に、低い状態が続くと低血糖症になる可能性がある。

「グルコース」を用いた例文

1. グルコースは、植物光合成によって生成する糖類である。 2. グルコースは、血糖値上昇させる働きがあり、インスリン分泌促す。 3. デンプンは、消化酵素によって分解されると、グルコースが生成される

グルコース【glucose】

読み方:ぐるこーす

単糖類の一。無色結晶で、甘みがある。D型L型光学異性体がある。D-グルコースがぶどう糖で、植物では果実中に多く含まれ蔗糖(しょとう)などの少糖類でんぷんセルロースなどの多糖類成分動物では血液リンパ液中に存在する。L-グルコースは人工的に合成される

「グルコース」に似た言葉

グルコース

分子式C6H12O6
その他の名称ぶどう糖、グルコリン、コーンシュガー、デキストロース、デキストロソール、デキストロプール、Dextrose、Glucolin、D-Glucose、Dextropur、Dextrosol、Corn sugarGrape suger、グレープシュガー、カルトース、セレロース、グルコース、Grape sugar、Cartose、Glucose、Cerelose、D-(+)-デキストロース、D-(+)-Dextroseブドウ糖、D-(+)-グルコース、D(+)-グルコース、D(+)-Glucose、テルモ糖、テルモ糖-TKブドウ糖-PLブドウ糖SNブドウ糖T、光糖、純生グルコース、小林糖、大塚糖、Otsuka glucose、大塚糖-TN、Otsuka glucose-TN、第一糖、第一葡萄糖、糖MP、糖NP、(+)-D-Glucose
体系名:(2R,3S,4R,5R)-2,3,4,5,6-ペンタヒドロキシヘキサナール、(+)-D-グルコース、D-グルコース


グルコース


ブドウ糖

読み方ぶどうとう
別名:グルコース
【英】:glucose

 果物穀類などに多く含まれ自然界に最も多く存在する単糖類日本語ではぶどうか発見されたためブドウ糖と呼ばれます糖類の中で最も基本的な単糖類(糖の最小単位)の代表的なもので、他の単糖類である果糖ガラクトースと(あるいはブドウ糖同士で)結びついてショ糖乳糖でんぷんなどを構成してます。
 食べ物から摂取され糖質は、消化吸収通して最終的にぶどう糖分解されエネルギー源として利用されます。脂質よりも早く分解吸収されるため、激し運動消耗した時や糖尿病などインスリンの異常で血糖値低くなり過ぎた場合素早くエネルギー補給し血糖値上げるのに適してます。また、脳がエネルギー源として利用できるのもブドウ糖だけです。
 血液中では血糖として存在しインスリンによって濃度コントロールされています。血液中のブドウ糖濃度上がるインスリン働き中性脂肪変えられ脂肪細胞蓄えられます。このため、ブドウ糖を多く摂り過ぎると結果として肥満招き生活習慣病にも関係します


ブドウ糖、グルコース


グルコース

(glucose から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/20 07:06 UTC 版)

グルコース: glucose)は、分子式 C6H12O6を持つ単純なである。ブドウ糖ブドウとう葡萄糖)とも呼ばれる。三文字表記の略称はGlcであり、ドイツ語のTraubenzucker(トラウベンツッカー:Trauben ブドウ、Zucker 糖)からTzとも略記される。なお、しばしば用いられるGluという表記ではグルタミン酸などを指すことがあるため、少なくとも化学において使われることはあまりない。また、ブドウ糖の名の由来は、「熟したブドウの果汁に多く含まれていたから」、「化学式の形状がブドウの房に似ていたから」などの説がある。


注釈

  1. ^ ピラノースは六員環、フラノースは五員環の環状ヘミアセタールである

出典

  1. ^ 奥山格「有機化合物命名法」
  2. ^ "glucose." The Columbia Encyclopedia, 6th ed.. 2015. Encyclopedia.com. 17 Nov. 2015 http://www.encyclopedia.com.
  3. ^ WHO Model List of Essential Medicines”. World Health Organization (2013年10月). 2014年4月22日閲覧。
  4. ^ Online Etymology Dictionary”. Etymonline.com. 2016年11月25日閲覧。
  5. ^ Thénard, Gay-Lussac, Biot, and Dumas (1838) "Rapport sur un mémoire de M. Péligiot, intitulé: Recherches sur la nature et les propriétés chimiques des sucres" (Report on a memoir of Mr. Péligiot, titled: Investigations on the nature and chemical properties of sugars), Comptes rendus, 7 : 106–113. From page 109: "Il résulte des comparaisons faites par M. Péligot, que le sucre de raisin, celui d'amidon, celui de diabètes et celui de miel ont parfaitement la même composition et les mêmes propriétés, et constituent un seul corps que nous proposons d'appeler Glucose (1). … (1) γλευχος, moût, vin doux." It follows from the comparisons made by Mr. Péligot, that the sugar from grapes, that from starch, that from diabetes and that from honey have exactly the same composition and the same properties, and constitute a single substance that we propose to call glucose (1) … (1) γλευχος, must, sweet wine.
  6. ^ (英語) Encyclopedia of Food and Health. Academic Press. (2015). p. 239. ISBN 9780123849533. https://books.google.com/books?id=O-t9BAAAQBAJ&pg=RA2-PA239 
  7. ^ Marggraf (1747) "Experiences chimiques faites dans le dessein de tirer un veritable sucre de diverses plantes, qui croissent dans nos contrées" [Chemical experiments made with the intention of extracting real sugar from diverse plants that grow in our lands], Histoire de l'académie royale des sciences et belles-lettres de Berlin, pages 79–90. From page 90: "Les raisins secs, etant humectés d'une petite quantité d'eau, de maniere qu'ils mollissent, peuvent alors etre pilés, & le suc qu'on en exprime, etant depuré & épaissi, fournira une espece de Sucre." (Raisins, being moistened with a small quantity of water, in a way that they soften, can be then pressed, and the juice that is squeezed out, [after] being purified and thickened, will provide a sort of sugar.)
  8. ^ Emil Fischer, Nobel Foundation, https://www.nobelprize.org/prizes/chemistry/1902/fischer/biographical/ 2009年9月2日閲覧。 
  9. ^ Fraser-Reid, Bert, “van't Hoff's Glucose”, Chem. Eng. News 77 (39): 8 
  10. ^ High Blood Glucose and Diabetes Complications: The buildup of molecules known as AGEs may be the key link, American Diabetes Association, (2010), ISSN 0095-8301, http://forecast.diabetes.org/magazine/features/high-blood-glucose-and-diabetes-complications 
  11. ^ http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/aging/doc3/doc3-03-5.html 生体分子に起こる加齢変化 05-異常たんぱく質はなぜ増えるのか?


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