綾の鼓とは? わかりやすく解説

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あやのつづみ【綾鼓】


綾の鼓

作者加藤建亜

収載図書したたかに酔ふや―高橋義孝先生
出版社里文出版
刊行年月1999.7


綾の鼓

作者浅田

収載図書賢治先生がやってきた
出版社新風舎
刊行年月2006.11
シリーズ名新風舎文庫


綾の鼓

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 04:58 UTC 版)

近代能楽集」の記事における「綾の鼓」の解説

「綾の鼓」(あやのつづみ)は1951年昭和26年)、雑誌中央公論1月号に掲載された。原典の『綾鼓』は、最後まで庭掃き老人女御対す恨み執着があるが、三島幕切れ華子台詞に〈美女奢り気位〉を終結させて現代化し、〈このセリフ言ふときの華子は、恋愛約束する全世界上のものを期待してゐる。恋が捧げうるすべてのものの、そのもう一つ先が、華子欲しい。この奢り前に岩吉亡霊も、万斛怨み抱いて破れ去るほかない〉としている。 恋が障碍によつてますます募るものなら老年こそ最大障碍である筈だが、そもそも恋は青春感情と考へられてゐるのであるから、老人の恋とは、恋の逆説である。私が「綾の鼓」に着目して、その近代化企てたのは、かうした主題面白味惹かれたからである。そして老人心の底深く恋の不可能を、諦念としてひそめてゐるが、恋された美女のはうは、いつかその諦念打ちこはしてかからうとする。しかし老人には美女のそのやうな欲求理解しがたい愛される者の最高の驕慢理解しがたい。この芝居最後一行悲劇的離反哀切さが、私の狙ひとするところであつた。 — 三島由紀夫作者言葉(「綾の鼓」)」

※この「綾の鼓」の解説は、「近代能楽集」の解説の一部です。
「綾の鼓」を含む「近代能楽集」の記事については、「近代能楽集」の概要を参照ください。

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