細胞外液とは? わかりやすく解説

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さいぼうがい‐えき〔サイバウグワイ‐〕【細胞外液】

読み方:さいぼうがいえき

体液のうち細胞外側にあるものをいう間質液血漿リンパ脳脊髄液などの総称ナトリウム多く含む。→細胞内液


細胞外液

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/19 06:14 UTC 版)

体重70Kgの男性の体液の内訳[1]
全水分量42ℓ 細胞外液14ℓ 血漿(血管内)3.5ℓ
間質液10.5ℓ
細胞内液28ℓ

細胞外液(さいぼうがいえき、: extracellular fluid)は、細胞外に存在する体液の総称であり、血漿間質液より構成される。脳脊髄液などの一部の細胞外液は細胞通過液として分類される場合もある。細胞の生活環境である細胞外液は内部環境とも呼ばれ、細胞外液の恒常性の維持は生命維持において不可欠な機構である。細胞外液は体重のおよそ20%(血漿:5%、間質液:15%)を占める。

なお、血漿等における無機塩類の濃度は表のとおりである[2][3][信頼性要検証]

イオン 血漿等細胞外濃度
(mMol/L)
細胞内濃度
(mMol/L)
ナトリウム(Na+) 145 12
カリウム(K+) 4 140
マグネシウム(Mg2+) 1.5 0.8
カルシウム(Ca2+) 1.8 <0.0002
塩素(Cl-) 116 4
リン酸(HPO4 2-) 1 35

脚注

  1. ^ 血圧と血中ナトリウム量の関係について教えてください(日本心臓財団)2009年4月
  2. ^ 水・無機質 講義資料のページ
  3. ^ 都筑生命医学 I 6 細胞膜 第2回 「細胞内液・外液の組成」 2006年11月28日講義のプリント[1]

参考文献

  • 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版社 1991年 ISBN 4885006104

関連項目


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